ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「おとなの恋の測り方」

170603 原題:UN HOMME A LA HAUTEUR(腕利き、という意味があるようだが、身長hauteurに引っ掛けたタイトルだろう)仏 98 監督:ローラン・ティラール(日本公開作品としては、3本目)

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身長136cmの建築家、アレクサンドル(ジャン・デュジャルダン)が、普通の恋をするのだが、当然ながら行く先々で好奇の眼で見られ、それでも耐えきれるのかどうか。

 

相手の若き弁護士、ディアーヌ(ヴィルジニー・エフィラ)は、落としたスマホを拾ってくれた男と会話を通じて好意を持ち、さっそく会う約束をするのだが、約束の場所に登場した相手を見て、絶句!

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家族や職場仲間をコミカルに巻き込んで進行、結構笑わしてくれる。予想通りの結末となるのだが、全体として悪くない。小気味いい会話が楽しい!

 

今の映画技術だから、180cmを超えるジャン・デュジャルダン136cmにするなど、楽勝だろう。それでも、ここはどう撮影しているのかな、と興味を持つシーンがいくつか。尤も、スカイダイビングの場面だけ、スタントマンがやってるから仕方ないけど、上空からの映像はだいぶ男の方が大きかった。そこまではさすがにこだわれなかったようだ。

 

ちょっと残念だったのは、ヴィルジニー・エフィラというベルギー女優、ごく普通の女性で、魅力に乏しすぎ。もう少し適任はいなかったのかねぇ。

 

#43 画像はIMDbALLCINEMA on lineから