180123 GEOSTORM 米 109分 監督:ディーン・デヴリン(55, 米、出演から始まり、製作総指揮、脚本、原案などを経て、今回初の長編監督作品に挑戦)
典型的なSFディザースター・ムーヴィー。映像が楽しめれば、それでOKという娯楽大作。気象異変が多発する地球、ついに17ヶ国もの合同チームで特殊気象衛星を打ち上げ、世界の気象をこれでコントロール。だが、完璧と言われていても、人間が作ったものだから当然故障もあれば、テロの脅威から逃れられないのだ。
ひとたび暴走し始めれば手がつけられない。中東の熱砂にさらされているはずの村だけが極寒の異常低温に見舞われ、一瞬にして生物はのきなみ凍りつくという幕開けは一つの見せ場だ。
東京(合成なので、三愛ビルらしきものが渋谷のスクランブル交差点に)にサッカーボール大の雹が降る。
香港では、地下から突如マグマが噴き出す。
ドバイには大津波が襲来(津波は地震でしか起きないはずだが・・・)
ムンバイにはいくつもの大竜巻が同時発生。
ほかに、リオデジャネイロの海岸に極超低温波が押し寄せ、海水浴客は一瞬にして氷の彫刻に。民主党大会開催中のオーランドにはすさまじい落雷。(欧州だけ・・・無事?)
この衛星構想の張本人ジェイク(ジェラルド・バトラー)が政府から国際宇宙ステーションに修理に向かうが・・・。
実は、政府中枢に陰謀が・・・というおきまりの展開。見るからに複雑な構造の巨大宇宙ステーション、素人目にはよくできているが、多分、専門家が見ればつっこみどころだらけだろう。
まあまあ1時間半、たっぷり楽しめたから、それでよし。アメリカ大統領役にアンディ・ガルシア、補佐官にエド・ハリスという大物が出ている。
#6 画像はIMDbから