ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

新進ピアニストたちの響宴@アプリコ大ホール

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何が10周年かと言うと、「アプリコお昼のピアノコンサート」というシリーズを始めて今年で10年目ということ。お得なお値段ゆえ、過去なんども聴きに来ている。

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今日の演奏家の中で、まだ一度も聞いたことがなかったのは中村芙悠子尾崎未空の二人で、三浦友里恵大田区出身者ゆえ、なんどもアプリコに登場していて、なんども聞いたことがある。

みなさん、それぞれ輝かしい受賞歴もある略歴は素晴らしい。今日も、いずれも素晴らしい演奏で、中でも實川 風中桐 望の演奏は忘れがたい。

中桐が弾いたクライスラーの作品、普段ヴァイオリンで聴く名曲だが、これをラフマニノフがピアノにアレンジし、すこぶる高度なテクニックを加えて、ベースになる例のメロディーは残しながらも、ピアノの名曲に作り変えられている。

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最後にアンコールとして演奏したのが「動物の謝肉祭」のフィナーレ。それも、びっくりの3人連弾を2台のピアノでという、なんともアクロバティックな演奏。演奏そのものにも驚かされたが、演奏スタイルが楽しく、大喝采のうちに終演となった。しかも、本番前のわずか10分程度の練習だけで、こうしたことができると言うのは、全員がやはり並大抵の技量の持ち主ではないのだ。

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サインをもらうために長い列が。

 

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