ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

あら、懐かしや・・・

190401 以前、収録していた「ロシュフォールの恋人たち」(1966)を見ていたら、なんと・・・

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まだ髪たっぷりのミシェル・ピッコリ

これは楽器店のオーナーであるシモン・ダム(ミシェル・ピッコリ)の出てくるシーン。一瞬「あら!」と思ったのは、このレコード、我が家にあったはずと!パリ駐在時代に購入したもので、スウィングル・シンガーズという、当時かなり流行ったクラシック音楽スキャットだけで演奏するグループのレコード。発売はその4年前。

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本作にジーン・ケリーが出ていたことすら、もう忘れていた。

レコードはほとんど処分していたのに、なぜかこの一枚は捨てがたく、偶然手元に置いてあった。

映画は、50年以上も経った今見ても、たっぷり楽しめるメロディー、ダンスの数々。ミシェル・ルグランは大したもの!監督はジャック・ドゥミ、ついでに、夫人でつい先ごろ亡くなった有名な監督、アニェス・ヴァルダが、この楽器屋のシーンに尼さんの格好でカメオ出演している。

しかし、話題になったのは何と言っても主演の二人、フランソワーズ・ドルレアックカトリーヌ・ドヌーヴ姉妹。本作では双子となっているが、当時22歳と21歳の輝くような姉妹!美貌では妹には敵わないが、ドルレアックは演技もうまいし、本作公開の翌年に自動車事故で亡くなったのがなんとも惜しまれる。

他にジョージ・チャキリス(「ウェストサイド・ストーリー」'61、「ブーベの恋人」'64)はこの時32歳、一昨年、100歳で没したダニエル・ダリューは、この時49歳。

ちなみに、吹き替えでなく本人自身が歌ったのはダニエル・ダリューだけだったそうだ。(ジーン・ケリーは一部吹き替え)