ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

大田区コーラスフェスティヴァル@アプリコ大ホール

190804

今年は会場の関係から例年よりかなり遅い開催となった。43団体が日頃の練習成果を披露した。秋の合唱祭と比べると、参加団体数は約2/3だが、それでも終演が6時過ぎとなった。残念ながら、聴衆もパラパラという印象で、毎回、もう少しなんとかならないものかと思う。

今回も大田区合唱連盟の一委員として、舞台袖でのおしごと。ほぼ終日立ちっぱなしで、ピアノの移動、蓋の開け閉め、指揮台や譜面台の移動、などなどの肉体労働をこなすのは年齢的にも楽ではない。

それでも、舞台袖で旧知の出演者、指揮者や伴奏者に再会できる楽しさがあるし、袖では到底まともな音には聞こえないものの、出演団体の歌唱が聞けるは嬉しいことだ。

後半に登場した我が合唱団は、バッハの宗教曲からサンクトゥス 237, 283, 239の3曲を歌った。慣れないメリスマが随所に登場する難曲であり、3月から練習を続けてきたが、我が合唱団が歌うにはかなりハードルが高く、悪戦苦闘の連続だった。果たして、この日に間に合うのか、疑わしいと思っていた団員も少なくなかったようだ。

それは指導に当たった先生方も同様で、かなりリスクの高い選曲であったことは間違いない。2日まえの最後の練習で、なにかふっきれたように声が揃い、響き始め、本番では普段以上の歌唱が披露できたように感じた。なにより、実際にこうして舞台に立ち、聴衆の前でこの難曲を歌い切れたことが、初冬に予定している定期演奏会(12/14 大田区民プラザ)に向けて大きな自信につながったと思う。

最後に、さらに少なってしまった聴衆と一緒に、振り入りで大田区の歌、「笑顔、この街から」を歌って幕。後片付けもそこそこに、打ち上げ会場へ向かった。皆、歌いきった満足感、安堵感の溢れた笑顔で乾杯、美酒に酔いすぎて、帰宅は自己記録更新の深夜に。

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