ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ワイルド・スピード/スーパーコンボ」

190809 FAST & FURIOUS PRESENTS: HOBBS & SHAW 2019 米 136分 監督:デヴィッド・リーチ 製作・主演:ドゥウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム

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シリーズ第9作。前評判はイマイチなれど、2001年のワイスピ1作目から見ている者は、見逃すわけには行かない。確かに出来栄えは2017年のICEBREAKにはかなわないが、それでもしっかり見どころは押さえてある。ロンドン(撮影場所はグラスゴウ)市内でのスーパーカーと特殊仕様の超高速バイクのチェイス、そして最後のサモア(撮影はカウアイ島)での、ヘリvs.車両群との引っ張り合いの場面は圧巻。

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冒頭、画面分割で、ロンドンで優雅な生活を送るショウと、L.A.で愛娘と楽しむホッブスの対照的な暮らしぶりを映す。

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大型トラックの下をすり抜ける特殊オートバイ。もちろんCGで作成してあるが、見事な映像だ。

この種の作品は頭をからっぽにして、それこそfast & furious(高速かつ激しい)シーン(ほとんどがCG)を楽しめれば、それでよし。ただ、本作では、どうでもいい内容の会話が多すぎる。

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殴り倒した敵の顔をいちいち顔認証システムに当てがおうとするが、なかなか解錠できない。

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元々仲の良くない二人、一緒のミッションと知り、さんざん罵り合う。

この邦題は悪くない。原題では、よほどのワイスピファンでないと、何のことやら。

ヘレン・ミレンが出演しているが、ほんの端役だし、いい役ではないのに、よく出演を承諾したものだ。同じく、出演場面が僅かなライアン・レイノルズの方は意味のある出番になっている。

 

#49 画像はIMDbから