1911103 アプリコホールでの第1部と第2部の合間を縫って、招待券をいただいていたこの演奏会へ。ドボルジャークのチェロ協奏曲終演と同時に会場を抜け、下丸子へ。それでも、こちらの演奏会開演から1時間経過しており、2部からの鑑賞となった。
23区中一番広い大田区だから、合唱団も80団体近く存在する。その中でもトップクラスの実力を持つこの老舗合唱団、コーラスフェスティヴァルや合唱祭で聞く機会もあり、団員に知り合いもいるので、普段から親しみを感じる団体。
ごらんのように、日本の歌がメインで、外国の歌もすべて日本語による歌唱である。後方で聞いていたこともあるが、やはり日本語であっても(日本語ゆえか)歌詞がよく聞き取れないのは、やはり厳しいところだ。
我が合唱団も同じこの会場で12月に定期演奏会を迎えるので、大いに参考になった。誰もが知っている上記終盤のポピュラーなものはともかく、歌詞が聴衆にしっかり伝わらないと、旋律、リズムしか聴衆に訴えられないわけで、今からかなり心配だ。
この団の特徴は、今回合同で歌っていた西六郷少年少女合唱団の団員が成長して当該合唱団へとという流れゆえ、互いに知り尽くした幼馴染同士ということであり、これはハモる上では断然強みだろう。
最後に、舞台手前、両翼にいっぱいいっぱい全員が広がって、多摩川に育ち、多摩川に育てられたという河への愛着を込めて、「川の流れのように」を一節ずつ男女交互に全員が歌いつなぎ、最後に再び舞台中央によって締めくくった場面は感動的であった。
羨ましい男女のバランス!
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