ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

モーツァルト・マチネでジョナサン・ノット X 荒絵理子

191124 二日続けてのミューザ通い。

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日曜日の11時開演なんて、なんでこんなコンサートを予約していたのか、明け方は少し後悔。

しかし、素晴らしい熱演に、やはり来てよかったと思い直した次第。こんな時間でも満員に近い盛況なのは、この二人の共演がファンにはたまらないのだろう。当方はそれほどでもないのだが、熱狂的な拍手を聞いてそう感じた。

R.シュトラウスが苦手なので、かなり眠気を催したが、オーボエのうまさはしっかり肌で感じた。またジュピター終演と同時にすっごいBravo!が飛び交い、周辺の聴衆にも相当なノットファンがいるらしく、オケメンバーも袖に移動し始め、聴衆も席を立っているのに、まだ拍手し続けている人がいたほど。

また楽団員からマエストロに対する拍手もいつになく凄かった。今日の楽器編成には、普段見ることのない2種類のナチュラル・トランペットが使われていたのが目を引いた。近代のものと異なりピストンがなく、いくつか穴が開いているだけのごくシンプルなデザイン。微妙に静かでマイルドな音で、こうした楽曲に使われるようだ。

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#76 文中敬称略