ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士 」

100930 スェーデン/デンマーク/ドイツ 148分 シリーズ最終章。6時間を超えるこの北欧サガもとうとう完結編へ。1作目は推理とサスペンス、2作目はアクション、そして3作目は法廷ドラマと、それぞれに特徴を持たせた全体構成が見事だ。比較するのもどうかと思…

「十三人の刺客」

100927 109シネマズ川崎 141分 2時間20分のうち、1時間は壮絶な戦闘シーン。ここまで徹底的に見せ場を作った作品は珍しい。 三池崇史監督、まだ50歳でこの作品数の多さにはたまげる。結構くだらない作品も多い。因みに愚亭がこれまでに見た作品はない。でも…

「TSUNAMI -ツナミ-」

100926 109シネマズ川崎 原題:Haeundae 107分 2009韓国。ただし、CGについては、ハリウッドのサポートがあったようだ。クレジットにはそれらしい名前がずらり。純粋に韓国映画とは言えないのでは。B級大娯楽作品として見れば、十分な出来栄えで、楽しめる…

「終着駅 トルストイ最後の旅」

100925 TOHOシネマズ・シャンテ 原題:THE LAST STATION 112分 独露合作映画なれど、ほとんどハリウッド製と同じだ。言語も出演者も。世界三大悪妻(ソクラテスの妻クサンティッペ、モーツァルト夫人コンスタンツェと並んで)の一人と言われるトルストイ夫人…

個展

芸術の秋、これから友人・知人の個展やグループ展があちこちで開かれて、忙しくなりそうだ。 今日は日比谷ギャラリーで開かれたM木K子さんの個展初日。この方、オペラ愛好家で、二期会コンサートなどで何度か顔を合わせる機会があり、いつの間にかお知り合い…

「屈服」

昨夜、駅売りスタンドで例の船長釈放を知った。「ああ、やっぱり」と思ったと同時に、腹立たしさより空しさが先に来た。この国は三権分立の法治国家じゃなかった?石垣島を管轄する那覇地検は、何に屈したの?自らの判断でないことは明明白白。そりゃー上か…

大田区オペラ協議会主催「マクベス」

地域主催の公演としては、毎回結構本格的なものになっている。1991年ごろからやっているらしい。オペラ本公演とオペラアリア・ガラコンサートをほぼ交互に開いて今日に至っている。98年に本格的なホール、アプリコが完成してからは、ここが本拠地に。自分も…

英国ロイヤル・オペラハウスによる「メサイア」

S先輩のご招待で、NHKホールへ。「メサイア」を聴くのは1年半ぶりかナ。今日は本場のものを聴けて大々満足。うまく言えないけど、嘗て聴いた「メサイア」とは似て非なるもの、という印象。音色も違えば、解釈も違うということか。或いはたまたまこの指揮者…

久しぶりのオペラサロン・トナカイ

数か月前にオーナーが急死され、その後、多少システムが変更された「オペラサロン・トナカイ」へ。 江口さんは今更のコメントは不要。勝倉さん、大型色白美人で、深紅のロングドレスがよく似あう。声も深みのある滑らかさが持ち味。容姿からもカルメンはぴっ…

とんだサプライズ!

改造内閣の閣僚名簿の最後に、とんてもない人選が。 国賊級の女が国家公安担当だと!世も末だぜ、菅さんよ。

旅の乗り物

これは東京-成田を36分で結ぶというふれこみの京成の新型スカイライナー。この宣伝文句は完全にまやかしで、36分で走るのはたったの1本のみ。早朝運航のものに限られる。他はそれより10分余計にかかる。何故かと言えば、新型が走るルートはすべてが新たに開…

パリ2日目

すっかり秋の風情になったセーヌ川。やはり曇天がお似合いだ。 2日目、久しぶりにモンマルトルのAU LAPIN AGILEへ。カミさんは知っている歌があったらしく、結構楽しんでいた。こっちはほとんど知らぬ歌ばかり。1時間半ほどで引き揚げた。(写真はメトロの最…

パリも秋風が

4日目にTGVでパリ東駅へ。所要2時間半。出発は数分遅れたが、到着はほぼ定刻通り。タクシーで定宿、三ツ星のHOTEL CHOISEUL OPERAへ。連続5度目となるので、フロントのマダムもすっかり顔なじみ。ただ、シフトで夜間・早朝はうざいおっさんどもがフロント…

ノイシュヴァンシュタインでの日本人事故に思う

またも海外旅行中の旅客が現地での事故に巻き込まれた。駐車場でバックするバスと後の壁に挟まれて、二人重体というから穏やかじゃない。事故の責任は運転手の後方不注意は明らかなれど、なんでぼやっとそこにいたのか、聊か不可解である。大型バスは駐車場…

さらばアルザス!

いよいよストラスブールを去る日が。午後の出発なので、最後に見残したところを。 オペラハウスも小都市にしては、なかなか立派だ。 ホテル近くの近代・現代美術館へ。 こういうのが芸術と言われてもなァ〜。 ホテルの窓から見える中央駅。宇宙基地のような…

「ミレニアム 火と戯れる女」

100915 川崎チネチッタ 原題:FLICKAN SOM LEKTE MED ELDEN (THE GIRL WHO PLAYED WITH FIRE)スェーデン、デンマーク、ドイツ合作 第一作「ミレニアム ドラゴンタトゥーの女」の続編。前作同様長い(130分)が、今回も快調なテンポで、前作以上に飽きる場…

地デジ

我が家は居間以外は室内アンテナによるアナログでテレビを見ている。9階なので、NHK以外は問題なくきれいな映る。ところが、最近、早く地デジ対応せよとテロップがまことにうるさい。仕方なく、量販店でチューナーと室内アンテナを購入しようとして、店員に…

コルマールとリックヴィールへ

3日目、近郊のコルマール、更にそこからバスで30分のリックヴィール(Riquewihr)を訪ねた。コルマールは何と言ってもマティアス・グリューネヴァルト(1470-1528)作のイーゼンハイム祭壇画を収納しているウンターリンデン美術館に行きたいと学生時代から思っ…

「悪人」

100914 TOHOシネマズ川崎 8/20以来、久しぶりに映画を観に行った。今メディアをにぎわしている話題作である。 「悪人」というタイトルは極めて平凡だが、洋画邦画を問わず、過去の作品にはないようだ。ちょっと意外。いわゆる「出会い系サイト」(大嫌いな呼…

あー、やれやれ

これで一安心!映画を見に行って、帰宅。さっそくテレビをつけると丁度ヤワラちゃんがインタビューを受けている画面。一瞬「あれー・・・・!!!」まさか小澤が、と思ったのは早とちりで、菅の圧勝。ま、これで一安心。後はしっかり頼むぜ、ほんとにもう。…

アルザスへ(5)

3日目の朝、ホテルから徒歩10分、プチット・フランス地区へぶらりぶらり。 ストラスブールで最も美しい一角だそうで、確かにその通り。 この界隈、嘗ては漁師や皮なめし業者が集中した地区。木組みの家並みが続く。 それにしても人が少ない。羨ましい限りだ。

アルザスへ(4)

ストラスブール近郊に住む中高時代の友人の案内で市電・バスを乗り継いでドイツ側にあるKEHLという町を訪問。これが国境のライン河にかかる歩道橋。EUになって、勿論国境がなくなったので、ドイツ側に来たという印象はほとんどない。唯一の違いは通りの標識…

いよいよ日本版LLC登場、でも遅いワ

LLC(LOW COST CARRIER)、いわゆる格安航空会社が、今やアジアでもその存在が顕著になりつつあるが、日本だけは例によってもっぱら規制で大幅に出遅れた。それでもこのほど、やっと全日空が「離陸」することを明らかにしたが、まだ飛び始めるまでには問題山…

0泊2食って?

最近、旅館やホテルで泊らずに昼夜を食べて温泉に浸かったり、プールを利用して宿泊せずに帰るプランが大はやりとか。宿泊施設側にとっては稼働率がこれで上がるならという考えだし、利用者側も宿泊しないとこで安上がりということなんだろうが、何だかなぁ…

アルザスへ(3)

大聖堂のわき道に入って行くと、やってました。最近アチコチでこうした大道芸が大はやり。これは言わずと知れたチャップリンを演じているけど、ルーブルやオルセー界隈でも、石の彫刻になったり、暑い中、微動だにしない一発芸には感心するのみ。(でも金は…

アルザスへ(2)

ストラスブールでの2日目。まずは大聖堂へ。 左手前の、いかにも古びた建物は、16世紀にできたメゾン・カンメルツェル。現在はレストランとして使われている。 この種のミニ・トレインがどこでも大はやり。乗客は童心に返って皆嬉しそうだ。 大聖堂はなるほ…

アルザスへ

今年もまたフランスへ出かけた。 前半4泊はアルザスの首邑ストラスブールとその近郊。 独特の風情が気に入った。