ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「遥かなる勝利へ」

131129 原題はロシア語につき省略。「太陽に灼かれて」、「戦火のナージャ」に次ぐ三部作の完結編。ロシア他では2011春公開のものを今頃。壮大な戦時下愛憎劇もついにフィナーレ。前二作も見ているが、本作も見応え十分なニキータ・ミハルコフ作品。それにし…

久しぶりに万世橋へ。

神田で仕事しているのに、歩いて10分の万世橋へ行ったことがなかった。会合の集合時間にはまだ時間があったので、最近テレビで紹介されていた、お洒落な空間を覗いてきた。 それにしても、上手いこと作り替えるものだ。お洒落なブティックやカフェが整然と並…

「植田正治のつくりかた」展@東京ステーションギャラリー

131127 仕事が思いの外、早く片付いたので、東京駅で途中下車して北口改札にあるステーションギャラリーへ。「植田正治のつくりかた」とは、変わったネーミングの展覧会だ。この人の作品、恵比寿の東京写真美術館入口付近の大型パネルに例のロベール・ドアノ…

第九の練習も最後の追込み

131125 18回もの練習も、今回を含めて残すところ2回となり、ほぼ全員が暗譜で歌えるレベルまで達したようだ。今回も梅田俊明マエストロが直々に棒を振ってくださる。初回はかなり厳しい対応で、皆、一様に緊張の極致だったが、今日は打って変わって和やかな…

友人の画集

131124 中高時代の友人が立派な画集を発刊、一部が送られて来た。 建築家になったHI君、画才があることは知っていて、これまでも小規模な個展で拝見していた。しかし、今回の出版物に添えられた文章を見て驚いた。まことに立派な紀行文である。まさに「街道…

第7世代のiPod Nanoを購入

131122 昨年購入した第6世代(これまでで最も小さい)がもう不具合が生じて使いものにならず、やむを得ず第7世代の機種に買い替えた。 大きさは第6世代の丁度倍だが、かなり薄くなった。そもそも2年もしないで不具合が出るのも困ったもの。 今年の4月に…

「グランド・イリュージョン」

131122 原題:NOW YOU SEE ME この邦題はなかなかセンスがいい。米仏合作 116分「監」フランス人のルイ・ルテリエ(40) 壮大な魔術(だからグランド・イリュージョン)で、大会場を湧かせただけでなく、世間を騒がせFBIとインターポールから追われる4人組…

「マラヴィータ」

131121 原題もMALAVITA(悪の世界、犯罪社会、この作品では犬の名前にも使われているが、愛犬になんという名前をつけるかねぇー)製作総指揮にマーティン・スコセッシ、脚本・監督にリュック・ベッソンと来りゃ、面白くない筈はない。 原作の「隣のマフィア…

「ハンナ・アーレント」

131119 原題:Hannah Arendt ドイツ映画 114分 [監][脚]マレガレータ・フォン・トロッタ [出]バルバラ・スコヴァ 頗る暗く重い作品だが、まことに力強い。それは、主役のハンナ・アーレント(1906-1975)そのもの。自らもユダヤ人として迫害を受け、ナチスの手…

「悪の法則」

131118 原題:COUNSELLOR さすがリドリー・スコット、ちょっと分かりにくいけど、洒落た作品。また出演俳優陣が豪華。言わばチョイ役にブラピやブルーノ・ガンツをもってくる辺り、さすがだ。 主役、カウンセラーと渾名で呼ばれる有能な弁護士は、恋人ローラ…

「青島広志講座 《ベートーベンと友達になろう》」@アプリコ小ホール

131116 先生の講座はもう何十回と聞いているが、いつも感心しきりで、帰路につく。先生の音楽に対する情熱と、この道、半世紀を超える方に失礼を承知で申し上げれば、その博覧強記ぶり、引き出しの多さ、多彩さには脱帽あるのみ。 前半はオペラの歴史を大雑…

マンションでの消防訓練

131116 年一回、マンションのすぐ裏手にある市野倉消防署から消防士が来てくれて、消防訓練があるのだが、初めて参加してみた。 まずは簡易担架で、動けなくなった人を運び下ろす訓練。3人ないし4人掛かりで持ち上げて運ぶ。これは一定の力さえあれば、特…

兄の絵画グループ展へ

131115 兄が属する水美会と称する絵画クラブのグループ展が、今年も道玄坂ギャラリーで開催されたので、姉と見に行った。今年は小品だからと3点も出品。 兄が全日空に入社した頃の整備の模様。前景のプロペラ内部の複雑なメカがよく描かれている。 これは、…

やっと「ターナー展」へ

131114 快晴の今日、某新聞社からいただいた招待券を持って、上野へ。お昼時を狙えば多少空いているかと、12時少し前に入館。まったく列は出来ていなかったが、中はそれなりに。ガラガラからはほど遠いが、それでもうまく回れば割に楽に見ることができた。…

「マラケシュ会」秋の夕食会@DA PEPPINO

131113 数年前にモロッコへ行った折に仲良くなった連中との会食、今回は幹事のMS氏がここを手配してくれた。 有楽町のマロニエゲート10階にあるイタリアン、ダ・ペッピーノ。 選んだメニューは@¥4700円のコース。(飲み放題込み)料理、質量共に申し分なし。…

「緑の光線」

131112 原題もRAYON VERT(緑の光線)フランス映画 1986年作品 監督のエリック・ロメールは1920年生まれ。2010年、90歳目前で没した。ヌーベル・ヴァーグの支柱になったとされる人物。名前がEric Rohmerとドイツ風だが、ナンシー生まれの仏人。 ⬆この作品の…

「3人のアンヌ」

131112 原題は韓国名につき、表記不可。2012年の韓国映画。ヨーロッパでもそれなりに人気があるというホン・サンス監督作品。どこかとぼけた、ひょうひょうとした作品。 映画学校の学生ウォンジュが、仏人のアンヌを主人公にした3本の脚本を、暇に任せて書…

クレラー=ミュラー美術館所蔵作品を中心に「印象派を超えてー点描の画家たち ゴッホ、スーラからモンドリアンまで」

131111 現在国立新美術館で開催中のこのクソ長い名前の展覧会へ。六本木駅を出ると雨。予報でそんなこと言ってなかったのに。最近の予報は、その日の天候も当てられない情けなさ。 さて、切符を買う寸前に、「待てよ、どこかで見たような」と思いつつ・・・¥…

佳境に入った合唱練習

131108 全部で18回の第九の合唱練習も、終盤へ。今回初めてアプリコの大ホールでの練習。しかも、本番で棒を振るマエストロが登場。やはり緊張が走る。 8月一杯は男女それぞれ分かれての稽古、9月から2ヶ月は男女合同、そして仕上げの11月にはマエストロ…

二期会創立60周年記念公演「リア」@日生劇場

131109 いやはや、すっごいオペラがあったものだ!今まで見たオペラの中でも屈指の公演で、恐らくいろんな意味で歴史的公演になることは間違いない。 今更ながら、総合舞台芸術とは、それを構成する一つ一つの要素が磨き抜かれて初めて成功を収められること…

グランルーフでクラス会

131107 完成した丸の内側と対照的に、工事が継続中の八重洲側も大きな庇が完成、グランルーフ・ブランドで商売を始めている。一階部分はまだ工事中。 2階デッキに面した明るい店舗の一つが今回利用したイタリアン、ヴォルプタス。余り聞かない名前ゆえ、辞…

「モローとルオー展」@パナソニック汐留ミュージアム

131107 この美術館は、かなりルオーの作品を所蔵していることはよく知られている。今回は、その師匠に当たるギュスターブ・モローの作品も展示して「師弟を越えた、魂の絆」と、少々大げさな副題をつけての展覧会。油彩が中心だが、素描や書簡なども加えて、…

忙しい秋の一日

131106 ここのところ、案外多忙で、この日はとりわけ慌ただしい日に。 まずは大田区の我が家から2時間近くかけて新所沢まで。自由が丘から急行で所沢まで直行できるのは便利。新所沢駅改札口で待ち合わせて、駅至近のイタリアン、"RO-se"(ロゼ)へ。嘗ての…

「加山又造と近代絵画の巨匠たち」展へ

131104 会期が昨日までとなり、少し慌ててホテル・ニューオータニまで出かけた。 ここはホテルの中の美術館ゆえ、とりわけ小振りで、展示数もごく限られるが、それだけ厳選された作品が並ぶことになるので、割に見やすく、好きな美術館の一つ。 今回は加山又…

「ある愛の続きへの旅」

131104 ヘタクソな邦題だ。原題:TWICE BORN又はVENUTO AL MONDO 129分 イタリア・スペイン合作 [製・監・脚・出]セルジョ・カステッリット(一人4役だから、忙しい!)原作は奥さんであるマーガレット・マッツァンティーニ(イタリア人とアイルランド人の…

横浜シティーフィル、定演@アプリコ大ホール

131103 2番目の「時計」を気持ちよく聴いていたら、グラグラっと。ざわつく聴衆、スタンバイ中の演奏者は互いに顔を見合わせる。でも一瞬のこと。マエストロも演奏している奏者は何事もなかったように普通に演奏していた。後で調べたら、14:25、茨城県南部が…

101歳の恩師を迎えて

131102 台風で一週間遅れで開催された世田谷区立桜小学校6年5組のクラス会、20名が14名に減ったのは残念だった。でも百歳を越えた恩師を迎えられたのは幸いだった。 参加者の女性陣による手作りの衣装や小物で写真に納まったいただいた。さすがに耳はかな…

インプラント治療を

131031 奥歯に2本分のインプラント治療を開始。聞いてはいたが、2時間に及ぶ手術は結構緊張で疲れる。麻酔で、痛みはほとんどないのだが、下顎にボルトを埋め込む作業がねぇ~、先生がぐいぐいと力一杯ねじ込んで行く感覚が、どうもちょっと・・・。心理的…