ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「さよなら、アドルフ」

140130 原題:LORE(主人公の女性の名前)豪・独・英合作 原作は「暗闇のなかで」(レイチェル・シーファー、42歳、独・豪のハーフで英国育ち)第二次大戦終結後のドイツの話だが、監督・脚本は豪国籍のケイト・ショートランド(45) ということは、こんな重厚…

「幸せの行方」

140128 去年見た「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」と2本立て。どちらもライアン・ゴスリング主演作品。原題:ALL GOOD THINGS(主人公が結婚後、開いた自然食の店の名前)[監]アンドリュー・ジャレッキ [出]ライアン・ゴスリング、キルステン・ダンスト…

「小さなおうち」

141027 143回(2010)直木賞受賞作、中島京子の同名小説の映画化。原作を読んだことを忘れていて、最後の最後に思い出した。それほど、原作にはインパクトを感じなかったということか。映画になって俄然、瑞々しく甦った、ということは、山田洋次の脚本の妙か…

「蠢動」

140126 昨年10月に封切った作品。今頃、再び東京で。キネカ大森。上映後監督の挨拶があるという回で混雑が予想され、かなり早く着いたのだが、ガラガラ。結局30人しか入らなかったが、監督のトークと質疑が面白かった。行ってよかった! この作品、1982年と…

女声コーラスを堪能

140125 船橋在住の姉がもうウン十年も参加している合唱団「さざんか」の定期演奏会へ。 40名ほどで、平均年齢は???だが、ご覧の通り、いかにも若々しい。歌はいつまでも続けられ、楽しみながら若さを保てるのだから、こんな素晴らしいことはない。「これ…

東京文化会館で現代音楽を

140123 昨年末、アプリコ第九でお世話になったマエストロ梅田が指揮する現代音楽を聴きに上野へ。現在58歳、気鋭の作曲家安良岡章夫の作品とシェーンベルクだから、正直、かなり”とっつき”が悪いと思いながら、出かけた。 いわゆる「美しい音楽」の範疇から…

「ビフォア・ミッドナイト」

140122 原題も:BEFORE MIDNIGHT こういう原題は、邦題を考える人には楽勝だろう。シリーズ3作目だが、生憎、前作(「ビフォア・サンセット」2004)も前々作(「恋人までの距離」1995 何故原作通り邦題を「ビフォア・サンライズ」にしなかったのか!そうす…

Bunkamura, ザ・ミュージアムで「シャヴァンヌ展」を

140122 先日、レクチャーを聞いたばかりのピュヴィ・ドゥ・シャヴァンヌ展へ。 油彩、約50点、デッサン、72点、彼の影響を受けた日本画家の油彩が9点、同じくデッサンが8点ほどで、量としては、いささか少ないが、それは前回も書いたように、シャヴァンヌ…

「ルートヴィヒ」

140117 原題も:LUDWIG II 140分 独 [監]マリー・ノエル、ピーター・ゼアー [脚]マリー・ノエル ⬆父王マクシミリアン2世が急逝、突如国王になってしまったルートヴィヒ2世、文化・芸術大好き人間だから、国のことより、自分の趣味を大事にする始末。 同じ…

川瀬巴水展

140115 雪がちらつきそうな中、近くの大田区郷土博物館へ。この展覧会、以前にも一度来ているが、今回は更に大掛かりな回顧展で、400点を前期,中期、後期の3回に分けての展覧会。今は中期の作品、200点を展示している。 風景画が圧倒的に多いが、今回は木版…

母校の新年会へ

140113 T大付属K中・高OB会主催の新年会へ。昨年も出る予定だったところ、朝から大雪となり断念した覚えが。じいさんばかりが200人ほど集合、ちょっと異様な光景。我が9期は例年通り同じ顔触れが10人程度。因にOB会員は間もなく1万人に達成するようだ。 午…

ミューザの定演で、中村紘子を聴く。

140112 久しぶりに中村紘子さんを聴いたが、やはり素晴らしい。ショパンも、アンコールで弾いたシューベルトの即興曲90-2も、圧倒的な表現力で、感動。カーテンコールの回数もハンパでなかった。東響のコンミス、大谷康子さん、例によってソリストへのオマー…

シャヴァンヌ展のレクチャーby Mme Aimee Brown Price @ Institut Francais(旧日仏会館)

140111 現在、渋谷Bunnkamuraで開催中のピュヴィ・ドゥ・シャヴァンヌ展に合わせて来日したシャヴァンヌの研究では第一人者と言われるエメ・ブラウン・プライス女史の講演を聞く機会があった。 女史は名前から分かるように、英仏両国語を母国語とされている…

「皇帝と公爵」

140109 原題:LINHAS DE WELLINGTON(ウェリントン線)[監]バレリア・サルミエント(当初、名匠ラウル・ルイス監督のプロジェクトとして進行していたところ、撮影直前に急逝。よって、妻で、ずっと彼の作品の編集を担当していた彼女が代わってメガフォンを取…

富士は見えねど・・・

140109 今朝は、西の空、快晴と言う訳でないけど、やたら空気が澄んでいるらしく、肝心の富士山はかすんで見えないが、手前の丹沢山塊がいやにくっきり見える。まるで地方都市の風情。ここまでよく見える日は滅多に。

五反田のビストロ

140107 仲の良い学友と新年会。会場に選んだのは五反田に最近出来たビストロ。 まったくビストロの風情が感じられない、近代的な構えは予想外。 五反田は何十年にも亘って、通過ポイントになっているところだが、東側の目黒川沿いがかくも見事に整備されてい…

MUZA JAZZ NIGHT Vol.5 お正月スペシャル「ピアノ6連弾」

140105 ミューザにジャズを聴きに行った。下丸子ジャズ俱楽部には、最近とんと顔を出さなくなったので、久々のジャズ。それも名手6人によるジャズ・ピアノだから凄い演奏会。さすがに広いミューザが正月明けから満員の盛況。⬇を見れば、それもむべなるかな…

「NHKニューイヤー・オペラ」、テレビ鑑賞

140103 一時期、NHKホールまで出かけていたが、このところ、ずーっとテレビ鑑賞に甘んじている。今年の出演者もまず順当なところだろうけど、やはり「あー、この人は・・・」とNHK好みが垣間見える。もう少し選択肢の幅を広げて欲しいものだ。 別にこの番組…

謹賀新年

140101 明けましておめでとうございます!!さぁて、どんな一年になりますかねぇ。 何が起きても甘んじて受けますが、首都圏直下型だけはご勘弁を! 昨年末には第九合唱に初参加という、予期せぬ「事件」がありましたが、今年は年男、更なるサプライズ・イベ…