ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2014-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「はじまりは5つ星ホテルから」

140226 原題:VIAGGIO SOLA (女一人旅)監督・脚本・原案:マリア・ソーレ・トニャッツィ この名前、イタリア映画ファンにはお馴染みのはず。そうウーゴ・トニャッツィ。ありふれた名前ではないから、ピンと来る。ピエトロ・ジェルミの「わらの男」などに出…

「エヴァの告白」

140225 原題:THE IMMIGRANT(移民)ジェームス・グレイの製作・監督・脚本。マリオン・コティヤールに惚れ込んだグレイがわざわざ彼女のために脚本を書いた、コティヤール初の英語による主演作品。それだけに、元々巧い女優だが、この作品での演技はため息…

出航から半世紀、横浜で再会を果たした”船友”たち

50年前、横浜大桟橋から勇躍出航したMM汽船「ラオス号」に乗り合わせた三等船客が、出航日にあたる2月24日、横浜に集結、50年前の話で大いに盛り上がった。 まずはホテル・ニューグランドのIL GIARDINOで、昼食会。 こんな前菜からスタート。 頃合いを見…

両国に響く5千人の歌声

140223 墨田区と国技館すみだ第九を歌う会が主催する5千人の第九を聴きに行った。昨年末、アプリコで初めて第九の合唱に参加した仲間の一人がこちらでも歌うというので数人誘い合わせ応援に。 今年で30回目というから凄い!しかも、演奏者たちも⬆この顔ぶれ…

「特別な一日」

140217 原題:UNA GIORNATA PARTICOLARE(そのまんま) かくも素晴らしい傑作、それもイタリア映画を、リアルタイムで見ていなかったのは、公開された1984年は、丁度愚亭が海外駐在中だったから。テレビで放映してくれたことに感謝! TV鑑賞の作品はブログに…

「支倉常長像と南蛮美術―400年前の日欧交流―」

140220 更にトーハク本館7号室で開催中の特別展へ足を伸ばした。既にかなり疲労困憊していたが、この機会を逃す手はない。下の大きな支倉常長の肖像画の他には、当時の重要文化財南蛮人渡来図屏風(6曲1双)、同じく重要文化財世界図屏風(6曲1隻)と彼…

日本伝統工芸展60回記念「人間国宝展―生み出された美、伝えゆくわざ―」

140220 クリーブランド美術館展と同時開催の本展は、同じ会場なので、続けて見ることに。➡詳細 既にNHKの日曜美術館で、見ていたので、改めて実物をとくと鑑賞させてもらった。まさに至福の一時である。実に145点がところ狭しと展示されているのは壮観。作品…

「クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美」

140220 上野のトーハクで開催中の本展へ。➡詳細 入口を入るといきなり⬆この凄いけど、どこかユーモラスな雷神図屏風の絵に圧倒される。「伊年」印 江戸時代 全部で50点余り(➡作品リスト) 1 全米屈指の規模と質を誇るクリーブランド美術館の日本美術コレク…

都美術館へ

高齢者無料日、いそいそと上野の杜へ。公園の中心にある池の周辺、最近までモサモサしていた木々が整理されて、随分スッキリした印象を受ける。 現在かかっている展覧会は⬆これ。多少オーヴァーなタイトルではあるが、確かに考えられ得る最高の巨匠たちの作…

「家族の灯り」

140219 葡・仏合作 91分 原題はポル語と仏語で、O GEBO E A SOMBRA GEBO ET L'OMBRE (ジェボと影) 何はさておき御年105歳になるマノエル・ド・オリベイラ監督が2年前、103歳で撮った作品ということだから、あの新藤兼人を凌ぐ偉業だろう。それだけでも見…

「大統領の執事の涙」

140218 原題:The Butler 米 132分 [監督・製作]リー・ダニエルズ、(尤も、製作には実に40人以上の名前がエンド・ロールに延々と登場する!)ウィル・ヘイグッドの、実話に基づいた原作の映画化。出演者は他にも実に多彩、多数である。ヴァネッサ・レッドグ…

やっと晴れた!

140216 雪が空気中の塵埃をきれいに拭ってくれたようで、今朝は殊更とおくの景色がよく見える。 寒くても、日差しは既に春のもの。でも、もう一度ぐらい降雪があるとか。油断禁物。

インプラント治療、終了

140214 昨年秋に歯根を埋め込んで3ヶ月半、しっかり下顎の骨にチタンの歯根が馴染んだ様子を確認したので、最終工程に。歯根と冠(セラミック)を接合するアバットメントを装着する作業は、約30分。やはり麻酔しないと、かなりの痛みを伴う。 丁度前日に、…

「ザ・ビューティフル」展@三菱一号館美術館

140214 ⬆アルバート・ムーアの大作「真夏」196X190cm 有楽町での会食の後、地下通路経由三菱一号館美術館へ。英国の耽美主義ということだが、余り馴染みのない作品がメインに展示してある。➡詳細 馴染みのある画家はダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ウィ…

「ラッシュ プライドと友情」

140212 原題:RUSH 「プライドと友情」という副題は、何かとってつけたような違和感あり。米 124分 程よい長さだ。[監]ロン・ハワード(多作、「アポロ13」、「ダ・ヴィンチコード」、「フロストxニクソン」など優れた作品多し)、[脚]ピーター・モーガン […

モツレク@めぐろパーシモン大ホール

140211 公益財団法人東京都歴史文化財団と目黒区の共催イベント、「フレッシュ名曲コンサート」の一つとして開催されたもの。昨年末、アプリコ第九で一般公募団員の中でリーダー的存在だったNI氏が今回も合唱団員として登場することもあり、目黒区民である同…

「ザ・イースト」

140110 原題も:THE EAST 米 116分 [監]ザル・バトマングリッジ、[製]リドリー・スコット、[脚]ザル・バトマングリッジ、ブリット・マーリング、[出]ブリット・マーリング(理知的美女)、アレキサンダー・スカルスガルド(いかにも北欧系)、エレン・ペイジ…

オペラ「ミレイユ」

140209 本邦初演作品。2日目(2/9)の方へ行った。ミレイユとは、フランス人女性の名前。最近は余りはやらないらしいが、シャンソン歌手でいたからねぇ、ミレイユ・マチューが。検索すると、このオペラより、彼女の名前の方が先に出て来ちゃう。Mireille、少…

「くず鉄拾いの物語」

130207 原題はボスニア語につき、省略。ボスニア・ヘルツェゴビナ/フランス/スロヴェニア合作 74分(短い!!)[監]ダニス・タノヴィッチ ボスニア・ヘルツェゴビナのとある寒村。定職のないロマ族のナジフは、鉄くず拾いのその日暮らし。それでも気のいい世…

あえて、小さな両国の「第九」を聴く

140205 メールで案内のあった両国シアターXの、正に手作り感のある小さなコンサートへ。題名通り、まことに小さな第九!そして、アマチュア合唱団も、ほんとに小さな集団で、第九を演奏してしまうんだから、感動もの。 そうは言っても、さすがにソリストには…

アプリコ第九のCD/DVDが

140205 合唱団員として出演した昨年末の第九演奏会が収録されたCDとDVDのセットが自宅に届いた。どうしようか、迷ったが、注文しておいてよかった。 さっそく視聴して、あの時の興奮と感動が甦った。さすがプロ、想像以上の出来映えに大満足。舞台側では気付…

ガレットで新年会

140204 嘗てのカルテット仲間とその連れ合い、4組で新年会。場所は目白駅前のガレット・クレープ専門店「ル・モンサンミシェル」。折から雪が本降りになっていたから、駅から30秒の立地はありがたい。 メニューは、個別に選択するのも面倒なので、ディナー…

「ペコロスの母に会いに行く」

140204 なかなかの評判なので、普段は余りこうした作品を好んで見る方ではないが、たまたま近所でやっていたので、見に行ったが・・・。まぁ大感動というわけでもなく、ホロリとすることもなかった。予告編効果か分からぬが、おおよそ展開が読めてしまうから…