ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

a la carte!! Vol.6@アプリコ小ホール

140429 初回から毎回観に来ているこのシリーズも6回目。随分顔ぶれが変わって来た。でも、昨年同様抱腹絶倒の舞台は健在!今回も散々笑わせてもらいました。出演は、ソプラノ:川越塔子、テノール:金山京介、バリトン:大山大輔 「企画・構成はみんなで」…

「神聖ローマ、運命の日 〜オスマン帝国の進撃〜」

140428 原題:11 Settembre(伊)、The Day of the Siege:September eleven 1683 伊、ポーランド合作。114分 [製作:脚本:監督]レンツォ・マルティネッリ 初の劇場用映画作品。元々国際的配給のつもりからか、使用言語は英語。 今から330年前の9月11日に、…

「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」(イタリア映画祭)@朝日ホール

140427 原題:SACRO GRA(聖なる環状線)イタリア映画祭出品作品。公開はこの夏。イタリア 83分 ドキュメンタリーというジャンルだが、実際には、フィクションも一部盛り込まれている。上映後のトークショーで監督、ジャン=フランコ・ロージ監督が激白して…

東京二期会公演「蝶々夫人」@東京文化会館

140426 4日間公演の3日目、腰越組の2日目を見に行った。今回は1回のど真ん中で、ゆったり鑑賞できた。 こんな素晴らしい舞台を1万円で見られるなんて、何だか申し訳ないような気分になった。それほど見事な上演だったと思う。 若いルスティオーニ、噂以…

「レイルウェイ 運命の旅路」

140422 原題:THE RAILWAY MAN 英豪合作 116分 監督のジョナサン・テプリツキーは東欧風の姓だが、豪人。これが彼の最初の日本公開作品のようだ。この邦題もよく出来ている。原作者でもある主人公が、子供の頃からの鉄道オタクであり、また第二次大戦で、日…

「8月の家族たち」

140421 原題:AUGUST:OSAGE COUNTY 2013 米 121分 原作・脚本:トレイシー・レッツ、監督:ジョン・ウェルズ、出演者のうち、メリル・ストリープとジュリア・ロバーツはアカデミー賞主演/助演女優賞にノミネートされたが、他の出演者もいずれも卓抜した演技…

小曽根真ジャズ入門講座@アプリコ小ホール

140420 なかなか面白い2時間半だった。トーク8割、演奏2割という配分。この人、トークがまた巧みで、聴衆の心を掴むのがまことにお上手。会場は中年女性が多かったように見受けられた。 前半はもっぱらそもそもジャズとは?というところから説き起こし、勿…

東京都写真美術館へ

140316 都営の美術館・博物館が無料になる日が巡って来たので、今回は迷わず恵比寿へ。今日は、三つの階で、いい作品展の同時開催という幸運が。先ずは3階へ。 この人の名前は知っていたが、作品等詳細は知らず。全部で実に280点の展示。以下⬇チラシから抜粋…

「アクト・オブ・キリング」

140416 原題も:THE ACT OF KILLING(殺人行為)デンマーク・インドネシア・ノルウェー・イギリス合作 121分 [監]ジョシュア・オッペンハイマー 以下、チラシのイントロから抜粋:これが“悪の正体”なのだろうか―。60年代のインドネシアで秘かに行われた100万…

旅仲間の再会

140415 数年前にモロッコ行のツアーで知り合った仲間と、今も年に2,3回飲み会を開いて、旅の情報交換を中心に盛り上がっている。40代から70代まで、現職も年金生活者も、主婦もOLも、さまざまだが、旅好きが共通項。 さて、今回の会場は、地元証券会社勤務の…

フランス印象派の陶磁器 1866-1886 —ジャポニスムの成熟—@パナソニック美術館

140415 旅仲間との飲み会前に新橋で途中下車して小一時間、珍しい美術展へ。印象派の陶磁器という概念がそもそも分からなかったが、こうした分野にもしっかり印象派が存在していたことと、ここにもジャポニズムの影響が及んでいたことが分かっただけでも大収…

ハイドン室内管弦楽団第49回定演@アプリコ大ホール

140413 毎回ご招待いただくアマチュア楽団の定期演奏会。8割ぐらいの入り。1987年発足、大田区で育った社会教育関係団体。現在、団員も50数名としっかり成長している。 今回の指揮者、前澤 均氏は現在は当楽団の顧問。元々はN響のバイオリニスト.その後、…

「ダブリンの時計職人」

140411 原題:PARKED(駐車して)アイルランド・フィンランド合作 [監・脚]ダラ・バーン (初の劇場用作品)94分 2010年作品を実に4年も遅れて日本で封切り?!どうなってんだろうね、この辺のことは。確かに製作費激安のマイナーな作品かも知れないけど、…

「「セビリアの理髪師」@みなとみらい小ホール

140409 「気軽にオペラ」シリーズ。低予算、しかも広くもない舞台を効率的に使って見事なオペラを見せてもらった。歌い手もいずれ劣らぬ芸達者揃いで、感心させられること、まことに多し。 言わずと知れたロッシーニの代表作だが、随所に分かり易い楽曲がち…

「あなたを抱きしめる日まで」

140307 原題:PHILOMENA (フィロメーナ、主人公の名前 いかにもカトリック信者らしく聖女の名前だ)英仏合作 98分 [監]スティーブン・フリアーズ 予告編を何度も見ると、何となく見た気になってしまうものだ。それに、どうも感動の押しつけ的な雰囲気を感じ…

「少女は自転車にのって」

140404 原題:Wadjda(ワジダ、主人公である女の子の名前)サウジアラビア 97分 初めてサウジの映画を見た。それも女流監督が撮ったというからえらいこった。そもそもサウジには映画館が存在しないらしい。[監督・脚本]ハイファ・アル=マンスール 数あるイ…

「もうひとりの息子」

140404 原題:LE FILS DE L’AUTRE(他人の息子、註:「もうひとりの息子」ならL’ATURE FILSになる筈だが・・)2012 仏 101分 [監・脚]ロレーヌ・レヴィ (パリ近郊生まれ、55歳の太ったおばちゃん - どうでもいいことだが・・) 新生児の時に、当時の混乱で…

「フルートベール駅で」

140401 原題もFRUITVALE STATION(オークランドのベイエリアにある新交通システムBARTの駅)米85分 [監][脚]ライアン・クーグラー(地元出身で、弱冠29歳の黒人。凄い才能!)製作にはフォレスト・ウィテカーの名も。これまた実話に基づいてクーグラーが原案…

「タンゴ・リブレ 君を想う」

140330 原題もTANGO LIBRE ベルギー・仏・ルクセンブルク合作 97分 [監]フレデリック・フォンテーヌ(ベルギー人) 脚本には、アリス役で出演もしているアンヌ・パウリスヴィックが当たっている。この人、アチコチ調べても結局正体不明。何者なんだろう。そ…

「眠れる美女」

140330 原題も:BELLA ADDORMENTATA(眠れる美女)2013年、伊 115分 原案・脚本・監督:マルコ・ベッロッキオ 出演陣がまことに豪華!トニ・セルヴィッロ(名優にふさわしい演技だ)、イザベル・ユペール(老けたが、巧い!それに伊語も完璧)、アルバ・ロル…

フレッシュ名曲コンサート@アプリコ大ホール

140329 このシリーズ、毎回楽しみにしている。公益財団法人東京都歴史文化財団が、都内各地の団体との共催で開催しており、大田区では公益財団法人大田区文化振興協会が共催で、毎年この時期に開催する。当然ながら、入場料も格安で、クラシック・ファンには…

「大江戸と洛中〜アジアの中の都市景観〜」@江戸東京博物館

140326 ブロガー特別内覧会へ出かけた。➡展覧会詳細 冒頭、本展の企画担当者である主任学芸員の斎藤慎一氏からの解説で、大変珍しい展覧会であることを知らされた。そう言えば、こういう切り口の展覧会には行ったことがなかった。日本の都市景観がアジア、と…