ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」

140530 原題:Inside Llewyn Davis 米 105分 脚本,監督とも、ジョエル、イーサンのコーエン兄弟。主演のグァテマラ人、オスカー・アイザック(フロリダ在住)は措くとして、なかなか豪華な顔ぶれだ。キャリー・マリガン(「私を離さないで」、「華麗なるギ…

「ヴィオレッタ」

140528 原題はMY LITTLE PRINCESS 仏 106分 [監][脚]エヴァ・イオネスコ [出]イザベル・ユペール、アナマリア・ヴァルトロメイ 幼い頃からカメラマンだった母親のモデルを務め、余りに過激な写真集が出版されたことで、ちょっとした騒動を引き起こした自分の…

「ディス/コネクト」

140526 原題もDISCONNECT 米 115分 [監]ヘンリー=アレックス・ルビン 製作総指揮:マーク・フォースター(「007/慰めの報酬」「ワールドウォーZ」) 典型的な群像劇。三つの違ったストーリーが相互に関連し合いながら、同時並行的に進行していく手法は、ポ…

シャネル(銀座)から鹿児島館(日比谷)へ

140525 久しぶりにCHANEL PIGMALION DAYSのソワレ演奏会へ。これはシャネル財団が将来有望な芸術家を支援するプログラムの一環で、毎年何度か銀座のシャネル・ホールで器楽奏者や声楽家に発表の場を与えている。 声楽については、これまで圧倒的に女性声楽家…

「バルテュス展」@東京都美術館

140520 シニア・デーなので、雨の中、上野の都美術館で開催中の「バルテュス展」へ。余り好きな画家ではないが、無料で見させていただくなら、見ない手はない。 ⬆やはりこの「夢見るテレーズ」のインパクトは凄い。実物を見るべし。 この人、本名をバルタサ…

第130回 夢コンサート in 大森ベルポートで、北嶋信也を聴く

140521 雨の中、正午からのランチタイム・コンサートへ。時々聞きに来るが、既に130回とは、よく続いている。 今回は7年前にオッフェンバックの「天国と地獄」のメルクーリオ役で一度だけ聞いたことがあるテノール北嶋信也さんの登場。歌手にしては珍しく東…

「こども展〜名画にみるこどもと画家の絆〜」@森アーツセンターギャラリー(六本木)

140520 幸いにもブロガー内覧会に参加する機会を得た。まずは3階のミュージアムコーンでチェックイン。約100名が午後6時半、森ビル52階の会場入口⬇に集結。参加証と共に、本展展示作品が両面にデザインされた特製バインダーが配布された。非売品だけに価値…

「ネイチャー」

140520 原題:ENCHANTED KINGDOM 英 87分 [監]パトリック・モリス これまで「アース」や「ディープ・ブルー」などを製作してきたBBCの最高傑作とも言える作品。 でも、この種の作品はこれまで随分見てきたし、テレビでも年がら年中放映されているから、余程…

第24回OZART@世界観ギャラリー(神田)

140519 今年も小澤一雄画伯個展の季節になった。神田小川町の世界観ギャラリーでの開催は今回で最後とか。ユニークな名前のギャラリーだけに、閉館は惜しい! いつも初日はミニ・コンサートを狭い会場の一隅で行うが今回はパラグアイからのハープ奏者を招い…

「チョコレートドーナツ」

140519 原題:ANY DAY NOW (今日にでも)米97分 [監・脚]トラヴィス・ファイン いわゆる感動ドラマで、最近やたらに増えた実話を元にした作品ということ。どこまでが実話で、どこからがフィクションか、不明。 ゲイのカップルが、親に棄てられたダウン症の…

「カルメン」@ノクティー・ホール(溝ノ口)

140517 川崎市民オペラが主催する、まさに手作り感満載のオペラ公演。応援する青栁素晴さんがドン・ホセ役、そして羽山弘子さんがミカエラ役で出演することもあり、溝ノ口まで繰り出した。 地元川崎市民合唱団始め、児童合唱団、同じく地元の洗足学園音大の…

Gratitude 100感謝というコンサート@渋谷区文化総合センター大和田さくらホール

140516 友人が、招待状を貰ったからと誘われて、内容もよく分からないまま会場へ。結局分かったことはK大関係者主催のコンサートということ。そう言えば、昔の職場仲間や、仕事を通じての知人に出会ったが二人ともK大出身者。 開演が18:30なのに、1時間前に…

ヴェルディの夕べ@カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」

140515 聞きながら、これで日本のオペラ界も当分安泰かな、と思った次第。それほどみなさん、素晴らしい熱演で、ずーっと聞き惚れていた。よくぞこれだけ優れた人材を選りすぐったものと、まず企画力に脱帽である。 それにしても、言っちゃ何だが、プロデュ…

三軌展とラオス会

140515 昨年とまったく同じ日程で、昼前に国立新美術館で開催中の三軌展を見てから、新宿三丁目の銀座アスター新宿賓館で会食。 名古屋に拠点を持つ三軌会の中心メンバー、重鎮の津田画伯が自作の解説を。このところ、ずーっとこうしたギリシャ・ローマ神話…

浜離宮恩賜庭園へ

140513 新宿で、昔の職場の先輩たちと会食した後、大江戸線汐留で途中下車、浜離宮へ。東京在住60年を超えると言うのに、入園は初めて! 浜離宮と言えば、近くにある朝日ホールに用があるぐらいで、そばをずーっと素通りしてた訳で、都民としては、なんとも…

「とらわれて夏」

140512 原題:LABOR DAY 米111分 [監]ジェイソン・ライトマン(加)(「マイレージ、マイライフ」)この邦題は上手い!日本でレイバー・デイと言われても、何のことやら。因に、このアメリカ版「勤労感謝の日」は9月の第1月曜日、新学期の初日で、このこと…

浅草へどら焼きを買いに

140509 好天に恵まれたので、急に思い立って浅草へ。都営浅草線で一本。シニアパスを利用するから、まぁただみたいなもの。1時間かからずに浅草駅まで。外に出たら、何と本降り。確かに午後から所によって雷雨とか予報では言っていたが、それは都内でなく関…

「プリズナーズ」

140506 原題もPRISONERS 米国 監督はカナダ、ケベック出身のドゥニ・ヴィルヌーヴ(「灼熱の魂」、間もなく封切りになる「複製された男」)2時間半を超える長尺作品。 普通の家族が普通に生活していて、突然娘を誘拐される。犯人探しを警察に任せておけない…

「自由に乾杯」(イタリア映画祭参加作品)

140504 原題:VIVA LA LIBERTA’(自由万歳)94分 監督:ロベルト・アンド イタリア最大野党の幹事長、エンリーコ・オリヴェーリ(トニ・セリヴィッロ)は党大会で、こっぴどく野次られてしまう。そうでなくても、ここのところ、支持率の低下が著しく、次の選…

「フェデリコという不思議な存在」(イタリア映画祭)

140504 原題:CHE STRANO CHIAMARSI FEDERICO(フェデリーコと呼ばれるなんてヘンなの) ⬆冒頭とエンディングは日没直前の海辺で、ディレクター・チェアに座るフェッリーニの後ろ姿。右に置かれているのは愛用のメガフォン。 「道」や「8½」など衝撃的な作品…

「ある過去の行方」

140501 原題:Le Passé (過去)仏伊合作 脚本・監督:アスガー・ファルハディ 出演:ベレニス・ベジョ(アルゼンチン出身。Bejoはベホ)、アリ・モサファ(イラン人。2ヶ月で仏語特訓。)、タハール・ラヒム(仏ベルフォール出身だが、顔もそうだが、名前…