ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2014-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「印象派のふるさと ノルマンディー展」@損保ジャパン美術館

140930 章立ては、 第1章 ノルマンディーのイメージの創造:イギリスの画家たち、ロマン主義の画家たちが果たした役割 第2章 近代風景画の創造:ロマン主義から写実主義へ 第3章 海辺のレジャー 第4章 近代化に対する印象 第5章 ノルマンディーにおける写真 第…

「サスペクト 哀しき容疑者」

140930 久しぶりに上質の韓国映画を見た。脱北者絡みのスパイ・アクションもので、カーチェイスやハードなアクションシーンの作り込み方が、ハリウッドを上回ると言ってもよいほどの出来栄え。 テンポがすこぶる速いのと、細かいカットが矢継ぎ早に出てくる…

「ジャージー・ボーイズ」

140929 現在84歳のクリント・イーストウッドが製作・監督を担当した最新作。この年にして、このようなみずみずしい作品を生み出す才能には、改めて脱帽! 一世を風靡したヴォーカル・グループの栄光と挫折を描く。ミュージカルとしても、大人気だったもの…

モーツァルト・マチネ 第18回@ミューザ川崎

140928 軽めの選曲で、トータル正味1時間15分というショート・コンサート。いずれもモーツァルト10代半ばの作品ばかり。 11時開演ということは、10時半前には家を出る必要があり、日曜日の朝でものんびりしていられない。さすがに、あの会場だと、1階席と…

小曽根 真率いる No Name Horses 結成10周年記念ツアー"Road"を聴きにアプリコ大ホールへ

140925 このツアー、9月5日大阪フェスティヴァルホールを皮切りに全国縦断で、全12回。今回がその11回目と、残り1回(金沢)を残すのみ。残り少なくなり、達成感と寂寥感、こもごもというところだろう。 ⬆日本のジャズ界若手ホープ大結集の観がある。一…

「日本伝統工芸展」@日本橋三越

140924 開催中の伝統工芸展へ。先週のEテレで放映されていたので、さっそく実物を見に出かけた。 受賞作品はひとまとめに展示されているので、有り難い。 ⬆左端、特に印象に残った作品。まだ若い女性が京都の奥にアトリエを構え、一人で黙々と作品に挑んだ姿…

「バツイチは恋のはじまり」

140924 なんともバカバカしいストーリーだけど、フランス映画であることと、好きな女優が出ているので、観に行ったが、面白さは抜群。どうして日本の配給会社はこういう上質な喜劇をもっと輸入しないのか、不思議だ。それに、2012年秋にヨーロッパでは公開さ…

「猿の惑星:新世紀(ライジング)」

140923 原題がDAWN OF THE PLANET OF THE APES(猿の惑星の夜明け」であるのに、なにゆえにこのような邦題になったのか。前作のジェネシス(創世記)の続編であることを示したかったのだろうが、ご丁寧にも(ライジング)などというカタカナまで入れる懲りよ…

「柘榴坂の仇討」

140922 隅から隅まで計算され尽くしたような画面構成がまず見事だ。まるで舞台劇を見ているような端正な映像の作り込み。主演の中井貴一が渋い演技を見せる。脇役陣の素晴らしいが、とりわけ井伊直弼を演じる人間国宝、中村吉右衛門の圧倒的な存在感はさすが…

チャイコフスキーを聴きにアプリコへ

140921 例によって、1曲目では、睡魔に襲われてしまい、ウツラウツラ状態。V協を弾いた竹内弦さん、名前からして弦楽器奏者になる運命だったようだ。経歴を見るとコンクール受賞経験は余りないようだが、実にお上手! 「悲愴」は大好きな演目の一つ。力演だ…

久しぶりの夕焼け

140920 明日から雨らしいのに、空を見たらこんなになっていました。 実際はもう少し赤味が強いのですがねぇ。

「リスボンに誘われて」

140918 Night Train to Lisbonが原題。 主役のジェレミー・アイアンの出来が頗る良い。キャスティングが大成功している。他の役者は霞んだねぇ。アタシの好きなメラニー・ロランさんもまったく不発。 100冊しか世に出なかった1冊の本がもたらす、縦糸緯糸に…

「進化するだまし絵」展@Bunkamura ザ・ミュージアム

140918 これまでも何度か開催されているだまし絵展、今回は進化すると副題を付けた。Into the futureということで、昔からあるアルチンボルドなどが盛んに野菜や草花、その他の静物をフィーチャーして描いただまし絵から、これまで随分変わり種が出て来てい…

「建築家ピエール・シャローとガラスの家」@パナソニック美術館

140917 10月13日までパナソニック美術館で開催中の「建築家ピエール・シャローとガラスの家」展のブロガーナイトに参加した。水曜は閉館日なので、5時半から約2時間、ブロガー約30名に解放され、更に学芸員から丁寧な解説をいただいた。 ピエール・シャロー…

「NO」

140916 多分これほど短いタイトルはまずお目にかからない。ひょっとすると史上最も短いタイトルかも。さすがに邦題もこれにはお手上げで、そのままとなったようだ。 チリの歴代大統領の中でも、特別の存在だったピノチェットの時代の話だ。 政敵を一体何人葬…

アプリコ第九仲間との同窓会

140913 昨年の今頃はせっせと初の第九出演を目指してレッスンに励んでいた。その時の仲間が、久しぶりに”同窓会”で集合。大井町の居酒屋で散々飲んだり食べたりした後は、お決まりのコース。カラオケへ。 テノールとソプラノだけだが、最後に「よろこびの歌…

ブログ記念日

140917 10年前の今日、ブログの第1ペイジを書いた。以来、10年、途中挫折しそうになりながら、よくまぁ続けたものと我ながら呆れてしまう。 これを機会に、一服したい気もあるが、反面せっかくここまで続けたので、休み休みでも、記事を短めにして、これか…

ニューシティー・オーケストラ定期演奏会@アプリコ大ホール

140915 この管弦楽団は、1976年発足というから、間もなく"40歳”になるアマオケ。目黒を中心に活動、自治体などの支援を一切受けていない自主運営で、既に定期演奏会も今回で65回目と、回を重ねている。 マエストロ清水宏之は奈良出身。15歳で渡米して以来、…

歌劇「イドメネオ」

140913 新国立劇場オペラパレス 久々に本格オペラ、それも初めて観る作品。モーツァルト24歳で作曲したオペラ・セーリア。但し、いわゆる五大オペラの枠外で、上演される機会は割に少ない。時代は紀元前の地中海で覇権を争っていたギリシャ(クレタ)とトロ…

「フライト・ゲーム」

140908 原題:NON-STOP [監]Jaume Collet-Serra ('74 スペイン人、「アンノウン」)[出]リーアム・ニーソン、ジュリアン・ムーア、ルピタ・ニョンゴ(「それでも夜は明ける」でアカデミー助演女優賞) ジョディー・フォスター主演の「フライト・プラン」と…

第九に再挑戦

140905 昨年、念願の第九デビューを果たし、もう歌うこともないかなと思っていたところ、その時の仲間から誘われて、再挑戦することに。今回は年末でなく、来年2月末の公演。何と今回で31回目という「国技館5000人に第九」である。もともとは両国国技館落成…

「わたしは生きていける」

140903 原題:HOW I LIVE NOW (今をどう生きるか、と言うよりこれからどう生きていこうか、ということか)英国映画、101分 [監]ケヴィン・マクドナルド、[出]シアーシャ・ローナン、ジョージ・マッケイ(先日観たばかりのスコットランド製ミュージカル「サ…

「グレートデイズ! - 夢に挑んだ父と子 - 」

140902 原題:DE TOUTES NOS FORCES(「全力で」、「力一杯」の意)仏 90分 原案・脚本・監督:ニルス・タヴェルニエ(「田舎の日曜日」、「ラウンド・ミッドナイト」のベルトラン・タヴェルニエの息子) 失業して久しぶりにプロバンスの自宅に戻って来た無…