ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「灼熱」

161129 原題:ZVIZDAN (クロアチア語ゆえに意味不明だが、英語タイトルがTHE HIGH SUNというから、同じ意味だろう)脚本・監督:ダリボル・マタニッチ バルカン半島の民族紛争を描いた作品は、これまでもいつくもと作られている。本作もその一つ。恋人同士…

「ナクソス島のアリアードネ」@日生劇場(ライプツィヒ歌劇場との提携)

161126 やはりこれだけの舞台を見せられると、チケット代が少々高くても、これからも年に何回かはオペラの本公演は見たいものだ。今日の舞台は、標題にもあるが、ライプツィヒ歌劇場との提携でもあり、最近でもとりわけ出色だったと思う。指揮、演出、舞台装…

合唱練習の後は・・・

161125 ANAフィルとの共催となる、我が合唱団が主幹事をつとめるベートーベン第九演奏会の練習も佳境に入り、1月の本番まで後わずかとなった。今回は、初めて下丸子の大田区民プラザの大ホールが練習会場。いつもより広いせいで、声が散り、なんとなくしま…

第7回音楽大学オーケストラ・フェスティバル@ミューザ川崎

161123 ミューザ川崎と芸劇の共同企画。内容が濃い割りに、全席指定席が安く買えることもあり、毎回聴きに来ている。 モーツァルトのディベルティメント、あまり心地よく、ついウトウト。昨夜はあまりよく眠れていなかったので、覚悟はしていたが、案の定。 …

「ジャック・リーチャー NEVER GO BACK」

161122 原題も:JACK REACHER: NEVER GO BACK 米 118分 製作:トム・クルーズ、脚・監:エドワード・ズウィック(「ラスト・サムライ」2003)原作:リー・チャイルド 世界ほぼ同時公開 リー・チャイルドの「ジャック・リーチャー・シリーズ」の原作の方は、…

KAWASAKI JAZZ 2016@ミューザ川崎

161120 ファジル・サイの演奏ぶりを至近距離から見ようと1階8列12番と割にいい席を取ってあった。 というわけで、昨年から始まった企画だが、結構意欲的な内容である。 昨日はその最終日ということで、異色の組み合わせとなり、たっぷり楽しませていただ…

「ガール・オン・ザ・トレイン」

161120 原題も:THE GIRL ON THE TRAIN 113分 米 監督:テイト・テイラー(「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜 2011この時は脚本も) 上のチラシも洒落ていているが、内容もなかなかオシャレで、監督のセンスの良さを感じる。 離婚して、依然心の傷の癒えな…

二期会オペラ研修所コンサートを聴きに

161117 毎年恒例のコンサート。今年も、研修所を出た頼もしき将来の大器がつぎつぎに熱唱を繰り広げ、随所で熱い声援が飛び交い、たっぷり楽しませてもらった。 <第1部> 1. ドニゼッティ作曲 『ドン・パスクァーレ』より 「準備は出来たわ」 ノリーナ:小…

「白狐」@豊洲文化センター

161115 珍しいオペラを見た。岡倉天心がこういうものを残していたとは、まったく知らなかった。それを美しい旋律をふんだんに盛り込んだオペラにまで仕上げてしまった平井秀明もすばらしい。 今回は、所属する合唱団の女性団員が数名、それと合唱指導をお願…

「誰のせいでもない」

161115 原題:EVERTHING WILL BE FINE(このまま訳したら、ボリウッドになってしまいそうだから、この邦題の付け方は見事)独・加・仏・瑞・諾合作 2015作品 121分 監督は「パリ、テキサス」、「ベルリン・天使の詩」のドイツ人、ヴィム・ヴェンダース。これ…

「ジュリエッタ」

161114 原題:Julieta (スペイン語だとフリエタと発音。邦題は、イタリア語Giuliettaの発音になっている。)スペイン 99分 脚本・監督:ペドロ・アルモドバル、製作:アグスティン・アルモドバル(ペドロの弟) アルモドバル、3年ぶりの登場。女性主役のヒ…

大田区ハイドン室内管弦楽団の演奏会へ

161113 何度目だろうか、時間がある限り、このアマオケのコンサートには行っている。なにせ、ご招待いただき、しかも会場が徒歩圏内だからね。 もう何度も聞いているこのソリスト、メモにある通り、わが町、大田区の出身。今日も滑らかな弾きっぷりにうっと…

紙絵展を見に

161113 地元の合唱団の仲間で、趣味で紙絵をやっている女性から、一度見に来てほしいと誘われていた。会場が我が家から徒歩10分ぐらい、小春日和の今日、会場を覗いてみた。 初めて見るが、実にこれがまた精妙なる世界で、驚いた。色のついた和紙を好きな…

「後宮からの逃走」@日生劇場

161112 劇場でこの作品を観るのは、実はこれが初めて。最後のメデタシメデタシの場面、そして2幕のコンスタンツェの超絶技巧を駆使した長い長いアリア「どんな拷問が私を待っていようと」は、1984年、封切りと同時に家族で観て、その後なんども見ている映画…

「インフェルノ」

161109 原題もINFERNO(イタリア語で地獄のこと)米 121分 原作:ダン・ブラウン、製作・監督:ロン・ハワード、「ダ・ヴィンチ・コード」、「天使と悪魔」に続く三部作の最後の作品。いずれも大学教授ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)が主役で、謎解…

「われらが背きし者」

161108 原題:OUR KIND OF TRAITOR 2016 英仏合作 108分 原作・製作総指揮:ジョン・ル・カレ(85歳)監督:スザンナ・ホワイト(ナニーマクフィーと空飛ぶ子ブタ 2010以外、劇場版の作品なし) 平凡な文学部の大学教授(ユアン・マクレガー)が妻(ナオミ・…

オーケストラーダ第12回演奏会@アプリコ大ホール

161106 合唱練習を終え、団員たちと蒲田駅近くの中華でランチを取った後、アプリコへ。開場時間ちょっと前に行ったら、20人ほどの列。そばに列の整理をしている小柄な男性。どっかで見たことあるなあと思っていたら、幕が上がると、颯爽と燕尾服で舞台に登…

ラフマニノフ2番を2曲@ミューザ川崎

161105 横浜シティーフィルハーモニック第63回定期演奏会に行った。申し込み制で、無料となるから、これまでもよく聞きに行っている楽団。 ピアノ協奏曲の方はあまりにも有名。今日は1階前から5列目やや左寄りで、ピアニストから至近距離。なかなかお上…

ミューザ川崎&東京交響楽団名曲全集 第122回

161103 好きな演目の組み合わせで、すぐチケットを入手。今日は器楽演奏なので、あえて平土間、左セクションの6列目。 シモーネ・ヤングはシドニー生まれの55歳、一方のアリサ・ワイラースタインはアメリカ、ロチェスター生まれの34歳。マエストロも独…

護国寺のおでん屋さん

161102 6年前にモロッコへツアーで行った際に気の合った仲間で、年2回ほど都内の食べ歩きをしている。今回も最年少のNさんに会場選定をお願いしたところ、護国寺駅至近のおでんやさんに。 なかなか予約が取れないほどの繁盛店、それもそのはず、メニューが…

「手紙は憶えている」

161101 原題:REMEMBER(単純明快!)ドイツ・カナダ合作 95分 監督:アトム・エゴヤン(エジプト出身のアルメニア系カナダ人、「白い沈黙」2014) ディメンシア(認知症)に冒された古い友人(?)を、緻密な計算の下、車椅子で動きが取れない自分に代わっ…