ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「エンド・オブ・キングダム」

160529 原題:London has fallen 監督:ババク・ナジャフィ(スェーデンの俊英ということだが、名前からしてイラク人)前作「エンド・オブ・ホワイトハウス」(Olympus has fallen)を撮ったアントワーヌ・フクアが当初監督として打診されたが、脚本が気に入…

初めて新宿区民ギャラリーへ

160529 その昔、海外の職場で一緒だったYSさんの所属する絵画クラブが展覧会をやっているというので、新宿中央公園内の区民ギャラリーへ。水彩ばかり5点も展示してあった。 「しぶ柿レディース」と題する作品、いかにも女性らしい柔らかい色調が味わい深い…

大田区コーラスフェスティヴァルに初参戦

160528 現在所属する団体「大田区民第九合唱団」の一員として、初めて区民コーラスフェスティヴァルに参加して、フォーレのレクイエムからリベラ・メとインパラディズムの2曲を歌った。と言っても出番はわずか8分と短い。それも50団体も参加するのだから…

「第26回OZART 小沢一雄STAGE展」2016

160524 今年もこの方の季節に。毎年楽しみにしている展覧会。前回から会場を千駄木に移して開催。海の日祝祭合唱団の練習で頻繁にこの界隈に来ているので、最近谷中近辺はすっかり詳しくなった。 相変わらず、どの作品も弾けるような楽しさで溢れている。今…

「君がくれたグッドライフ」

160524 原題:HIN UND WEG ドイツ映画、95分 監督:クリスチャン・ジューベルト ドイツのある地方都市(撮影はヴィスバーデン)に住む仲良しサイクリスト・グループ。毎年、目的地を変えて、サイクリングを楽しんでいる。今回は、ハンネスとキキ夫妻の提案で…

「ヘイル、シーザー!」

160523 監督・脚本:ジョエルとイーサン・コーエン兄弟 予告編を見て、かなり期待して行ったのだが、不発。映画の出来栄えではなく、見る側に問題。こうした作品は、この作品がベースになっている事実が起きた50年代のアメリカ事情に詳しい人でないと、多…

谷中銀座へ

160521 コンサートの後、上中里から日暮里へ。祝祭合唱団の練習時間開始までたっぷり時間があるので、谷中銀座を初めて歩いてみた。 テレビ番組で何度も紹介されているから、特段のことはないが、外国人が予想以上に多かったのが印象的。 ちょうど小腹がすい…

「エリック・サティ生誕150年コンサート」

160521 所属する合唱団の指導をしてくれている先生方のお一人星野恵理さんが歌われると聞いて北区の滝野川会館へ。 エリック・サティをこうした形式で演奏するのは、極めて稀なことではないか。そもそも作品数が限られているし、それも小品が多いのだ。従っ…

「しあわせの雨傘」@博品館劇場(銀座八丁目)

160519 久しぶりに博品館へ。もう見慣れた光景だが、相変わらず中国からの観光客で周辺が溢れかえっている。 何年か前にカトリーヌ・ドヌーヴ主演、フランソワ・オゾン監督の映画を見ている。さて、これを舞台で、鵜山仁がどのように見せてくれるのか、興味…

諦めた「伊藤若冲展」@東京都美術館(上野)

160518 有楽町で映画を見終わってから、山手線で上野へ。公園口の改札を出ると、「ただ今180分待ち」のプラカードを持ったおにいさんの姿が。しかし閉館時間の5時半まで余すところ1時間を切っているのだから、それはおかしいと、一応美術館へ行ってみること…

「ボーダーライン」

160518 下のチラシには、「その善悪にボーダー(境界)はあるのか」というキャッチが見えるが、 原題は、単にSICARIO (シカーリオは西語と伊語で殺し屋のこと)。だが、この邦題はうまい! 監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ(カナダ人、「灼熱の太陽」2010, 「プ…

「山河ノスタルジア」

160517 監督はジャ・ジャンクーだが、プロデューサーと音楽は日本人(市山尚三と半野喜弘) いい作品に出会えて、大満足。時代は、1999, 2014, 2025と、過去、現在、未来の設定、舞台は中国内陸部、上海、そしてメルボルン。離婚した夫婦と一人息子の姿を四…

「リップヴァンウィンクルの花嫁」

160516 原作・脚本・監督:岩井俊二 180分 ひたすら黒木華見たさに近所の映画館に行った。風変わりな作品だ。岩井俊二の作品はこれまで見たことがないが、やや判りにくい展開を得意とする人らしい。ただ3時間と長尺なのに、それをまったく見る者に感じさせ…

久しぶりの藪蕎麦(神田)と、東京ドーム

160515 好天に恵まれた日曜日、マンションの理事仲間から誘われるままに東京ドームへ巨人ーヤクルト戦を見に出かけた。 誘ってくれた御仁は、部類の蕎麦好きなので、水道橋へ出る前に、神田で下車、歩いて藪蕎麦へ。ここははるか昔、多分91年の冬に来て以…

三軌展鑑賞とラオス会

160512 今年も50数年前の”船友”たちとの会合の時期になった。メンバーの一人、T画伯所属の三軌会の展覧会が、現在国立新美術館2階で開催中。これに合わせて、集まるのだが、残念ながら、年々集まる人数が減って、今年は画伯を入れて5人という寂しさ。皆、…

「マジカル・ガール」

160512原題もMAGICAL GIRLだが、スペインでは、下の宣伝チラシのように、LA NIÑA DE FUEGO (炎の娘)とも言われるらしい。あのスペインの巨匠、ペドロ・アルモドバルも「今世紀(と言ってもまだ16年だが)のスペインの天啓!」と賛辞を惜しまないほどよくで…

「8月の家族たち」@シアター・コクーン

160510 2年前にハリウッドが映画化、母メリル・ストリープと長女ジュリア・ロバーツの凄まじい取っ組み合いがひどく印象に残っている。もともと舞台劇だし、日本語なら、さらに家族のやり取りが伝わるだろうと思って、発売と同時にチケットを購入していた。…

祝祭合唱団練習会場

160507 「海の日のチャリティーコンサート」の祝祭合唱団で、ロッシーニ小荘厳ミサの練習も佳境に入りつつある。一番厄介なCum Sancto Spirituも依然道半ばなのに、今日は次のAgnus Deiに進み、音取り開始。幸い、Sanctoほど面倒ではなさそうだ。 ところで、…

「リリココサンート」

160506 江東区を中心に活動し、最近は歌よりプロデューサーとして忙しい土師雅人さん主宰の定例コンサート。会場は下町情緒たっぷりの深川江戸資料館の小劇場。もともと音楽より日本芸能向きに作られているホールゆえ、残響がほとんどなく、歌手にはやや歌い…

A LA CARTE シリーズ VOL.8@アプリコ小ホール

160506 ずーっとこのホールで開催されている息の長いヴォーカル・シリーズ。伴奏ピアニストの吉田貴至さんが企画しているので、いつの間にか知り合いになったが、そんなご縁で最近は吉田さんが指導している地元(蒲田・大森)の合唱団に新規加入してしまった…

銀ぶら

160505 昔の職場仲間、3組で昼食会。銀座5丁目の「懐食みちば」を利用。懐石料理にビール小ジョッキと白ワインKOHSHUを1本取って、締めて@¥4,900と、内容からして、すこぶるコスパ高し。 折からこれ以上望めないほどの好天の中、銀ぶらを楽しんだ。今日は…

大田区ハイドン室内管弦楽団演奏会@アプリコ大ホール

160504 祝日で無料だから、先日のコンサート同様、ほぼ満席の盛況。演目もいいしね。 モーツァルトの29番、一部が例の「アマデウス」で、スタンジーが、亭主に内緒で楽譜を持ち出してサリエリに見せる場面に使われている。小編成で、しかも管はオーボエと…

ねむの木学園の子どもたちとまり子美術展

160503 銀座の画廊で開かれていたので、覗いてきた。先日、いつも聞いているラジオでも紹介され、さらにテレビでも紹介していたので、連休でもあり、相当な混雑を予想したが、それほどでもなかった。 過去、何度も開催されているので、ねむの木学園や、それ…

「待つ女たち」(仮題)@イタリア映画祭

160503 原題:L'attesa 上の二人が主人公。方や息子を、もう一人は恋人を待ち続ける、とは言うものの、わずか数日のお話。舞台はシチリア、ラグーサ近くの古い屋敷。まるで音のない世界に、ひっそりと物語は展開する。 恋人ジュゼッペに招かれたと言って、な…

「ルーム」

160502 原作・脚本:エマ・ドナヒュー、監督:レニー・アブラハムソン (原作者が脚本を手掛けるというのは、かなり稀有なことだろう) 主演のブリー・ラーソンが今年のアカデミー主演女優賞を取ったほか、様々の映画祭で、受賞、もしくはノミネートされた話…

「私と彼女」(仮題)@イタリア映画祭

160501 108分 最近も「母へ、」で改めてたっぷりその魅力を堪能したマルゲリータ・ブイと、依然本国イタリアでは絶大な人気を誇るサブリーナ・フェリッリが共演するというだけでも、垂涎の作品!迷わずチケットを買っていた。 やや変わったテーマだが、期待…

「オレはどこへ行く?」

160430 原題:QUO VADO (無論、QUO VADISから)ちなみに邦題は仮題で、もし正式に輸入することになれば、違った邦題になるかもしれない。 今、イタリアでもっとも人気のある喜劇俳優、Checco Zalone(ケッコ・ザローネ)の原案及び主演。映画の中でもケッコ…