ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「ドラマティックな午後」〜トーク付きコンサート〜

190530 音楽工房ミッレ・メルチェとは加藤千恵子が主宰する団体 最初に村上敏明の美声に注目したのが1998年のアプリコだから、実にもう21年も前のこと。以来、ずーっと聴き続けているが、最近は、地元日野周辺でリサイタルなどを開催することが多く、いつし…

「パリ、嘘つきな恋」

190529 TOUT LE MONDE DEBOUT (みんな、立って)仏 107分 原案・脚本・監督・主演:フランク・デュボスク (Franck Dubosc, この綴りだと、フランドル系かも。本作の中ではイタリア系という設定。要するにチャラ男) ご覧の通り、デュボスク(51)はなかなかの…

「ペラペラオペラ in 東京文化会館」

190626 7月、ここ東京文化会館での本公演が予定されている「トゥーランドット」のプレイベント。 よく分からないタイトルだが、レクチャー主体のプログラムなので、ペラペラと題したのか。その割にはそれほどの感じではなかった。トゥーランドットをよく知ら…

三田フィル第28回定期演奏会@アプリコ大ホール

190526 毎回聞きに行っているシリーズ。今回は事情があり、前半しか聞けなかったのが残念。 いつものバルコニー席からの眺め 前半はメンデルスゾーン作曲交響曲第5番「宗教改革」と、タイトルからして、珍しいもの。初めて聞く曲だ。 冒頭から、結構管楽器…

第29回 OZART MUSICAT展 2019

190525 今年もサイコーに楽しい絵が多数 この案内状がまた素晴らしい!人柄がにじみ出ている文章! 10年ほど前から某先輩に誘われて来るようになった小さな小さな展覧会。でも、楽しい作品と仕掛けがいっぱい用意されていて、いつも幸福感に包まれて帰って…

あるサロンで、

190525 急な案内で、あるサロンを主宰している中高時代の友から召集がかかった。 恵比寿駅から徒歩1分だけに、予約取るのが難しそう。 わずかひと月半前に会った時に比べると、ふた回りも小さくなった印象で、病状がかない厳しいことをうかがわせる。104回目…

「マルリナの明日」

190522 Marlina si Pembunuh dalam Empat Babak (英語タイトル:Marlina the Murderer in four acts)インドネシア・フランス・マレーシア・タイ合作。脚本・監督:モーリー・スリヤ 主演はマーシャ・ティモシー、欧風名だが、インドネシア人 インドネシア…

「印象派への旅 海運王の夢 バレル・コレクション」@Bunkamura ザ・ミュージアム

190522 渋谷で時間が空いたので、bunkamuraの地下にあるサ・ミュージアムへ。 「印象派への旅」というタイトルは、かなり大げさで、さほど印象派の作品が網羅されているわけではない。むしろその前の時代の作品や、フランドルの画家の小品が多く展示されてい…

並木通りの公衆電話

190520 最近、すっかりなりを潜めた観のある公衆電話、おしゃれな姿で、しっかり存在感を示している。結構歩く機会の多いところだが、今まで気づかなかったのは、最近できたのかも。

「三軌展」とラオス会

190517 毎年恒例の美術展鑑賞と昼食会。55年前に欧州に渡った船上で知り合った仲間と、年に一度、この美術展に合わせて会合をもっているが、年々、出席者が減り、これまでで最小の6名になってしまい、寂しい限り。 T画伯もすでに当美術団体のすべての役職か…

「林 忠正」@国立西洋美術館

190516 彼のことは、以前から仄聞することはあったが、たまたま最近読んだ小説「たゆたえども沈まず」(原田マハ)の中に、たっぷり肉付けされて登場して、いささか関心が膨らんだところへ、この企画展!自分にとっては、まことにタイムリーで、さっそく上野…

ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代 (国立西洋美術館開館60周年記念)

190516 国立西洋美術館は、言わずと知れたル・コルビュジエの作品。本来は、現在東京文化会館のある辺りも含めた用地に、大掛かりな芸術施設を作る計画があったらしいが、その後、予算を削られて、美術館および小規模な付属の建物に限られたようだ。その時、…

「クリムト展」@東京都美術館

190515 恥ずかしながら、前回空振りだった(会期前)ので、改めて上野へ。 JUDITH 1 グスタフ・クリムト(1862-1918)、19世紀末に妖しく光芒を放った画家として、またその日本趣味的画風からも、日本でもよく知られた画家。 この時代、すでに写真が使われるよ…

「ホワイト・クロウ 伝説のダンサー」

190515 THE WHITE CROW 127分 英仏合作 製作(共)・監督:レイフ・ファインズ(エギュゼキュティブ・プロデューサーに、リアム・ニーソン) カリスマ・ダンサー、ルドルフ・ヌレエフ(1938-1993)が、ソ連からパリ公演のために、一行と一緒にパリのル・ブルジ…

谷中散策

190512 谷中会館初音ホール(観智院)でのコンサートの後、夕方の合唱練習まで数時間あったので、付近を散策。 観智院のすぐ裏手の路地を行くと、別世界のごとき静寂が支配している。そこにこんなおしゃれな塀が目をなごませる。 この後、定番の谷中銀座へ。…

狛江フィル第43回定期演奏会@エコルマホール

190511 かつての職場の先輩が、創設に深く関わった管弦楽団で、当時から何度か聴いているアマオケ。定期演奏会はおそらく年2回だろうから、およそ創立から20年以上が経過しているはずだ。顔ぶれも当時とは一新、知っている顔はゼロ・・・と思ったら、1ST VIO…

谷中オペラ寺劇場(てらこや)第6回を観て

190512 シリーズ6回目ということは、初回は2013年か。数回、観に(聴きに)来ている。 コスパの高い演奏会というと、失礼になりそうだが、やはりこの充実した内容のコンサートを@¥3,000で楽しめるのは、そうとしかいいようがない。 今年は、日声協恒例の「海…

「ある少年の告白」

190508 BOY ERASED(消された少年)115分 米 原作:ガラルド・コンリー、製作(共)・脚本・監督:ジョエル・エドガートン アメリカのある地方都市。父、マーシャル(ラッセル・クロウ)は謹厳実直の牧師、母、ナンシー(ニコール・キッドマン)は従順、貞淑…

「アヴェンジャーズ/エンドゲーム」

190507 AVENGERS:ENDGAME 182分!! 偶然ながら、前作の「アヴェンジャーズ/インフィニティーウォー」はちょうど1年前の同じ日に見ている。本作は、そこからさらに進化を遂げた、マーヴェルの最高傑作に違いない。これをIMAXの大画面、大音響、しかも3Dで見…

横浜シティーフィル第67回定期演奏会@みなとみらい大ホール

190506 高橋絵理をまた聴けるとはありがたい!ただ、今日歌うのはワグナーだからなぁ。近くから聞くなら1階前列と思ったが、後半はチャイ5なので、2階バルコニー席最前列に陣取る。 最前列は手すりのバーが少々目障りだが、仕方ない。 今日の弦楽器の配置は…

「音楽が紡ぐアラビアンナイト」@国際フォーラム ホールA

190505 無料でラ・トラヴィアータを見るために購入した演奏会がこれ。 タイミングがぴったりだったというのがその理由。別にリムスキー・コルサコフが聞きたいとか、このオケに興味があったわけでもない。 だが、素晴らしい演奏で、この若きロシア人で構成す…

初めて「ラ・フォル・ジュルネ」@国際フォーラムへ

190505 以前から興味は持ちつつも、人混みが嫌で、一度も会場に脚を運んだことはなかったが、初めて今年は行く気になった。それがソプラノ浪川佳代の出る「ラ・トラヴィアータ」。 ラ・フォル・ジュルネ(LFJ)とは、そもそもフランス西部、ナント(「ナントの…

「修道女アンジェリカ」と「ジャンニ・スキッキ」@川崎市多摩市民館

190503 プッチーニの三部作からどちらも一幕もののオペラ同士の抱き合わせ公演。 三部作の中では、この「修道女アンジェリカ」の上演機会が一番少ないだろう。かなり地味な内容であり、筋書きも、カトリック色が強い分、日本人には馴染みにくい。また歌われ…

「ザ・プレイス 運命の交差点」

190502 THE PLACE イタリア映画 101分 2018年イタリア映画祭で公開。原案・脚本・監督:パオロ・ジェノヴェーゼ(「大人の事情」'18でも原案・脚本・監督を担当) the placeはローマ市内のカフェ。実在するかどうかは未確認。 ローマのカフェにいる謎の男の…

「オペレーション・フィナーレ」

190430 OPERATION FINALE 123分 米 監督:クリス・ワイツ これがベン・キングスレーとは気づかない。74歳で、半分の年齢の将校を演じたわけだ。 実話に基づくストーリー。アルゼンチンに逃亡したホロコーストの最高責任者の一人、アドルフ・アイヒマンをイス…