ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「アルキメデスの大戦」

190728 130分 脚本・監督:山崎 貴(「永遠のゼロ」)原作:三田紀房 CGはよくできていて迫力満点! 時間つなぎで地元の映画館へ。どうせ予告を10分ぐらいはやるだろうと踏んで、ギリギリに入館したら、すでにこのシーン。しばらくしたら、大和沈没!それ…

練馬混声合唱団定期演奏会@練馬文化センター

190727 自分の所属合唱団の指導者の一人がヴォイストレーニングをされている老舗合唱団の定期演奏会を聴きに行った。50回目というのも凄いのだが、指揮者の高瀬新一郎が50年前の団創設時から一貫して指導に当たってきたというのも凄いことだ。 男声16…

「ゴールデン・リバー」

190724 THE SISTERS BROTHERS (けったいなタイトルだが、これが原作通りで、Sistersとはファミリー・ネーム、シスターズ家の兄弟とでも)これがフランス映画というのがミソ。2018, 120分、脚本(共)・監督:ジャック・オディアール(1952,パリ生まれ、「デ…

「ホフマン物語」(演奏会形式)@五反田文化センター

190723 知った出演者が多数であること、会場が割に近い、値段が手頃と三拍子揃ったので、見に行った。 今年は2月に一度「ホフマン物語」は見ているが、今回、演奏会形式ということで、これは初めての経験。実は、今回、新たな発見があった。それは、視覚要…

杉並区民オペラ第15回公演「こうもり」@杉並公会堂大ホール

190720 日本語訳詞上演はいいとして、日本語字幕まで入るところがミソ。 杉並区民オペラもすでに15回!半分ぐらいは観てるかな。 今年、3月、4月に続いて、すでに3度目の「こうもり」。しかも、3度ともアイゼンシュタインは、青栁素晴! いずれも日本語…

「girl/ガール」

190718 GIRL ベルギー映画 脚本・監督:ルーカス・ドン ⬆︎瞳の色に合わせたコスチューム、背景と白い肌の対比を強調したかのような、このポスターは印象的。 痛い映画である。辛い映画である。性同一性障害に悩む16歳の男の子が、一流のバレエスクールに女の…

小学館アカデミー絵画倶楽部水曜クラス「水美会」展@エメラルドルーム(交通会館)

190717 兄の所属する絵画グループの展覧会。今回の出品作は、 これまでの画風とは趣を変えて、マウントの金色によく映える作品になっている。構成、フォルム、色彩、どれもよく練れている。 いつもの航空機のパートを描いた作品。 いつもの光景。姉、兄と。 …

「唐三彩 シルクロードの至宝」展@出光美術館

190717 兄のグループ展に行く前の時間を利用し、途中にある出光美術館に立ち寄る。この展覧会の詳細は→ 唐三彩展 ちょっと控えめなグリーン、褐色、オフホワイトという独特の色合いを持つ唐三彩。どっかで父親が買い求めた馬のレプリカが家にあって、始終眺…

「カルメン」本番!「海の日のチャリティーコンサート」@藝大奏楽堂

190715 当日の降雨が心配されたが、なんとか降り出さず、この点はラッキーだった。過去15回で、雨天は一度だけというから、これもまたすごい。そう言えば、過去2回参加した時は、暑さにあえぎあえぎ、会場入りしたのを覚えている。 今年もこの季節になった。…

小学校のミニクラス会@銀座の蕎麦屋

190712 HOTEL MERCUREの裏側の殺風景な一角におしゃれな蕎麦屋がぽつんと。 銀座の裏通りにひっそりと その日のそば打ち人を掲示してる。 コースで注文、最後にお蕎麦で締めるのは、やはりオツなもの。@¥5,200は充実のコスパ。 クラス会のメンバーは今のとこ…

「田園の守り人たち」

190712 LES GARDIENNES (守る人、管理人)脚本・監督:グザビエ・ボーヴォア 音楽:ミシェル・ルグラン 朝から日が暮れるまで、牛の乳搾り、大きな牛2頭を操りながらの畑の耕起に汗を流し、作物の刈り取り、種まき、合間に洗濯、料理、アイロンがけ等々、…

「パリ、テキサス」

190711 PARIS, TEXAS 1984年 146分 西独・仏合作 脚本:サム・シェパード、監督:ヴィム・ヴェンダーズ 音楽:ライ・クーダー ま、今頃になってやっと見たという感想。1984年製作だからねぇ〜。35年もかかったわでだ。たまたま近くの映画館にかかったので、…

「COLD WAR あの歌、二つの心」

190710 ZIMNA WOJNA ポーランド/英・仏合作 監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 製作本数は限られているとは言え、ポーランドは良質な映画をこれまで世界に問うてきている。まっさきに思い浮かぶのは、なんと言っても「灰とダイアモンド」('59)と「地下水道」('…

「新聞記者」

190709 原作:望月衣塑子、監督:藤井道人 ん 東京新聞の記者、望月衣塑子は、官房長官に対する容赦ない質問を浴びせ、記者会見では内閣府からすっかり嫌われ者となり、その後の記者会見でも執拗に質問する彼女に会見を仕切る進行係官が散々嫌がらせをしたこ…

「カルメン」合唱練習もいよいよ終盤

190707 左から当日指揮棒を振る高橋大海、右へカルメン役の佐間野朋美、エスカミリオの原田勇雅、そして合唱練習をほぼ一人で担ったソプラノの荒牧小百合 海の日'7/15)のチャリティーコンサートの本番が1週間後に迫ったこの日、初めてソリストが加わっての…

ドゥオコンサート@ソフィアザール・サロン駒込

190707 今度、大田区の文化振興協会主催の「こうもり」で同じ舞台に乗ることになったソプラノ、種谷典子のドゥオコンの情報をFB上で知って、さっそく予約して、合唱練習の合間に雨中、駒込まで。立派な名前の付いたこのホール、民家の2階にあるミニホールで…

キスリング展@東京都庭園美術館(目黒)

190706 映画の後、会期が明日までと迫ったキスリング展へ。 美術館が入っている旧朝香宮邸へのアプローチが素晴らしい! 正面玄関(今は開閉不可)にはルネ・ラリックによるガラスレリーフの4体の女性像が。うっかり見過ごしそうになるが立派な作品だから、…

「家族にサルーテ!イスキア島は大騒動」

190706 A CASA TUTTI BENE(家ではみんな元気)伊 107分 原案・脚本・監督:ガブリエーレ・ムッチーノ 典型的なイタリア映画。家族の絆、大家族主義、マンミズモ、アモーレ、マンジャーレ、etc. 登場人物が多すぎて、関係がよく分からないから、前半はやや退…

「マイセン動物園展」@パナソニック美術館(汐留)内覧会へ

190705 このところ抽選運が強いらしく、今回のブロガー内覧会にもお招きいただけた。 マイセンの洗礼を浴びたのは大昔マイセンへ行く機会があったからだ。まだ東独時代の話。いかに優れた焼き物かは、ガイドの力説を待つまでもなく一定の予備知識はもってい…

「巴里祭」

190705 QUATORUZE JUILLET(7月14日)1933 仏 脚本・監督:ルネ・クレール(1898-1981 「巴里の屋根の下」'30, 「リラの門」'57) 窓辺で思いに耽るアンナ(アナベル) 巴里祭前日、パリのモンマルトル地区では、誰もがウキウキと準備に余念がない。と言っ…

「ミサ・ソレムニス」フィルハーモニック・コーラス第7回定期演奏会@アプリコ大ホール

190630 初めて生でというわけではないが、随分長いこと聞いていないミサ曲で、今回はじっくりと堪能。この作品の素晴らしさをたっぷりと味わい尽くした感じがする。 ベートーベンは若い頃にハ長調のミサ曲を作曲していて、ソレムニスの方は晩年、亡くなる4…