ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

フォードvsフェラーリ

200130 Ford v Ferrari 米 153分 監督:ジェームス・マンゴールド 単なるカーレースの話かと思うと、さにあらず。かなり奥行きの深い作品であることが分かってくる。タイトルにあるように、それまでのカーレースでは絶対王者であるフェラーリにフォードがあ…

「パラサイト 半地下の家族」

200128 PARASITE 韓 132分 脚本・監督:ポン・ジュノ これは、もうかなりの面白さ!カンヌ映画祭でパルム・ドール賞を取ったというのもむべなるかな。いかにもフランス人が好みそうな作品。 ソウルの超高級住宅に住む、絵に描いたような富豪一家と、対照的に…

VENTI 鈴木江美ソプラノリサイタル

200125 VENTIはイタリア語の20。つまり歌手生活20周年のこと。 鈴木江美を初めて聞いたのは・・・思い出せない。しかし、十数年前から、あちこちで。そう、彼女はオペラ本公演よりソロコンサート、ドゥオコンサートで聞く機会が圧倒的に多い。つまり小規模…

稽古も大詰め 「はじめのいっぽ」(喜歌劇「こうもり」第2幕からの抜粋上演)

200124 昨夏からの稽古もいよいよ大詰め。今日は、舞台となる大田区民プラザの大ホールで初めての通し稽古が行われた。 女性陣は当日の衣装着用、男性陣も靴だけは当日使用のエナメルシューズを履いてスタンバイ。冒頭、山台上での演技となるが、相手役女性…

初めての気管支鏡検査

200120 昨夏、区が実施している無料検診でひっかかった右肺下部にある小さな影、秋以降、レントゲン、CT, MRI, PET検診、さらに喀痰検査までやったが、正体不明のまま。やはり放置するのはまずいということで、気管支鏡で直接患部から一部掻き取ってチェック…

「再会の夏」

200114 LE COLLIER ROUGE(赤い首輪)87分、仏・ベルギー合作 脚本・監督:ジャン・ベッケル 舞台は1919年夏、フランスの片田舎。軍判事でもあるランティエ少佐はリタイア直前の最後の仕事として、汗を拭きふき、村にやってくる。留置されている元兵士モラッ…

ウィーン・サロン・オーケストラ@アプリコ大ホール

200112 よくウィーンとかナポリとか適当に名前を冠して、実は現地ではまったく無名の団体の来日公演があるのだが、この楽団は、その点では素性のしっかりした楽団のようだ。 今日は前から4列目で、久しぶりにカミさんと優雅なウィーンの調べを心ゆくまで堪…

「ジャンニ・スキッキ」 オーケストラ「☆の王子様」第49回定期演奏会

200111 このマンガチックな表紙デザインも愉快! facebookでこの公演のことを知って、急遽荻窪へ。キャスティングがまた豪華なこと! 演奏会形式だが、衣装も振りもたっぷり。演出家の記載がないが、自らも重要な役で出演している、ミャゴラトーリの大澤恒夫…

佐藤優子を聞くのは何年振りか

200110 この人、白が好きなようだが、確かによく似合う。 彼女が五島記念記念文化賞オペラ新人賞をとってヴェローナに留学したのは、5年も前のことなのだ、とひとり感慨に浸った。 彼女の衝撃的な歌唱に初めて接した演目が忘れもしない、今日、最後に歌った…

「ウィンド・リバー」

200107 WIND RIVER 2017 米 107分 脚本・監督:テイラー・シェリダン(「ボーダーライン」'15、続編「ボーダーライン ソールジャーズ・デイ」'18) 実話に基づくフィクション。舞台は雪深いワイオミング州先住民保留区。先住民の娘が殺される事件が多発。保…

初第九は都民響@東京文化会館

200105 コーラスフレンドの一人が乗る舞台へ。今日は3階の、上手寄りの席から鑑賞。ホルンが例の難しい箇所で、果たせるか・・・はちょっと残念。ま、よくあることだが。それ以外は、素晴らしい演奏! 独唱者たちがまた豪華そのもの! 菅有実子は、1999年、…