120909 パリ近郊の中世都市プロヴァン(Provins)へ。(プロヴァンス[Provence]に非ず)大昔からずーっと気になる存在だったのに、いつでも行けると思うと、大体こういうことになる。
ここは2001年に「中世市場都市プロヴァン」として世界遺産に登録されている。昔からシャンパンの大市とバラを使った製菓業の中心としても知られているとのこと。
2年前に訪れた南仏カルカッソンヌを思わせる風景。町をぐるりと取り巻くランパールと呼ばれる城壁。
Granges aux Dime(10分の1税)倉庫跡には当時の生活ぶりを紹介するコーナーが。
町の目抜き通り。と言ってもせいぜい4ブロックぐらい。
ガレット。別にここの名物ではないが、最近病み付きで、つい目がくらんだ。バターをたっぷり使っているから、太るだろうな。スレートの皿(?)がユニーク。
これが最大のランドマーク、セザールの塔。12世紀に建てられたドンジョン(城塞の中心塔)見るからに堅牢・豪壮。建て方は結構複雑。この日、30度越えで、高齢者にはとても上に登る気にはなれなかった。
町を流れるヴルジー川。と言っても小川程度だが。
半日で見られるので、パリ長期滞在者はここまで足を延ばすのも一興。大人も子供も案外楽しめる。
どこへ行っても、まずその町の観光局へまっさきに出向いて、地図やら観光情報を仕入れる。それは誰でも取る行動だろう。と言うことは、アクセスのよいところに位置するのが原則だが、この町のオフィス・ドゥ・トゥリズムは何と町外れ。しかも、局員の態度は横柄極まりなく、物販コーナーの店員も売る気ゼロ!しかも、パンフレット類はすべて仏語オンリー。見ていると結構外人客が多いのに、何を考えているのか。別に日本語のパンフレットを置いて欲しいと言っているわけではない。素敵な町だけに、がっかりだ。
パリに早めに帰着したので、東駅近くのサン・マルタン運河周辺を散策してみた。
10区のこの界隈は両岸にこうした高層アパートが並び、まったく風情など感じない。
橋の下、どの国でもお馴染みの光景で、ホームレスがいる様子。それにしても、畳があるとは驚き。一体どこから持って来たのだろう。
とにかく落書きだらけ。中には芸術的なのもあるが、どうもこの辺のはね〜。
ビン類回収ボックスにまで落書きの手をゆるめない。凄い落書き魂。