131011
銀座資生堂地下にあるギャラリーで開催中の無料展覧会「侍女たちは夜に甦る」へ。この森村泰昌氏(62)のユニークな作品群は既にEテレの日曜美術館でも、過去何度か紹介されていて、興味を持っていたが、今回初めて実際に目にすることが出来た。
海外でもこういうアーティストが存在するかどうか知らぬが、自画像アーティストとでも言うのか、著名な芸術作品(主として西洋絵画)の中に自分自身をはめ込んでしまうという、実に奇想天外な”作風”。
今回はプラド美術館の至宝「ラス・メニーナス」がその対象である。どうせ撮影禁止だろうと高をくくってカメラ不所持だったところ、こういう時に限って撮影歓迎のマーク。仕方ない、ケータイ、それもガラケーで撮影してみたが、ま、ひどい出来映えで、こういう時はスマホが羨ましい。(でも、当分買う気はないが)
四方に全体図のヴァリエーションを展示し、中央に王女マルゲリータと小人女が立っている。
これは中央に立つのがフェリペ4世と王妃。彼らがこの大作を見ているという構図。
この衣装は実際に作ったそうだから、費用は結構かかっているようだ。この顔に自分の顔を入れて撮影する。身長がこのように低い場合は膝を曲げるし、国王のように逆に背が自分より高い場合は台座に乗って、ということになる。
これはヴェラスケスになった森村泰昌。
⬆これが実際のLAS MENINAS 因に、今回の撮影及び企画については、プラド美術館に特別に許可を貰ったことは言うまでもない。
彼がこれまでに”化けた”人物は、