150329 早いもので、今年もこの季節になった。兄が所属する絵画団体の作品展が銀座で開催され、姉と見に出かけた。
兄にしては珍しく飛行機がデーマではなく、最近話題の姫路城と提携することになった南ドイツのノシシュヴァンシュタイン城の入口付近から城を俯瞰した絵。「寒い!見学入城待ち」というタイトルが付けられたこの絵、こった額縁で、厚みのあるキャンバスの側面にも絵がが繋がっているのだが、画像では、うまく映らない。2倍のサイズでもよかったような図柄で、その点が惜しまれる。
城そのものは遠景で、しかもこの角度からだとあまりノイシュヴァンシュタイン城らしくないが、凍てつく寒さの中で、まだかまだかと待たされる見物客たちの雰囲気がよく出ていると思う。
ノイシュヴァンシュタインらしさと言えば上空から俯瞰した城の姿があまりにも有名。辺りの森林との一体感が素晴らしく、その点だけは、今回姉妹城となった白鷺城が「負ける」点だろう。
話はそれるが、白鷺城と”新白鳥城”というこじつけからか、先方から持ちかけらた提携話とのこと。向こうにとってのメリットが大きいらしい。城としての格が断然違うと、先日も某民放ラジオ番組でも説明していた。こっちは17世紀初頭に出来た本物の城、向こうは明治に入ってから狂王が作った趣味の悪い、まるでディズニーまがいのものらしい(実際に行っていないので、判断不可)
たまたま通りかかった顔見知りの講師に講評をお願いしたところ、「なんで今回は飛行機じゃなかったんですか?」、「仁林さんと言えば、飛行機の絵と期待してたんですよ」てなことで・・・結局講評らしい講評はなし。
次はまたヒコーキに戻る?かな。