150815
このシリーズ、見るのは今回で３度目。何しろ千円ポッキリでオペラを見せようという心意気が素晴らしい。
上のチラシに写っている４人だけであの「魔笛」を演じるというところがすごい！当然、一人二役もある。中でも、夜女とパパゲーナという、重要な役を演じ分ける（歌い分ける）渡邉恵津子さんは、本当に大変だったろう。
今回の上演時間が１時間程度だから、実際のほぼ1/3に短縮しているわけで、かなり大胆にカットしている。誰がどのように短縮したかに大いに関心があったので、アフタートークの際、質問したところ、座長でパパゲーノとザラストロを演じた大井哲也氏から、ドイツに短縮版の原版が存在しているとのこと。それを日本語訳して上演していることが判明。ただし、歌の部分は全て原語である。特に字幕も出さないが、それはセリフでカバーし、見ている子供達にも違和感があまりないことが分かったと主催者側からも説明があった。
主役の４人。左から大川信之さん、赤池 優さん、渡邉恵津子さん、 大井哲也さん。
伴奏の３名も加わって、これが出演者全員。右端、ピアノの松本隆彦さん（ローマ、サンタ・チェチリア音楽院出身）、隣がファゴットの喜多無為さん（ドイツ国立ヴュルツブルク音大出身）、そして左端がフルートの赤木香菜子さん（東京芸大出身）と、皆さん、いずれもかなりのキャリアを積んでらっしゃる。
この「あえて、」シリーズのオペラは2008年から続けているそうだ。超低予算ながら、本格的なオペラ歌手を揃えており、これは見なきゃ損！来夏も絶対に来るつもりだ。
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