ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「コードネーム U.N.C.L.E.」

151124 原題:The Man from U.N.C.L.E. イギリス 114分

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若い頃、毎回結構楽しみに見ていたテレビシリーズの映画化。あの時は、ナポレオン・ソロロバート・ヴォーンというアメリカ人俳優、そして相手のイリヤ・クリヤキンにはデイヴィット・マッカラムという英国人を当てていた。(本作では、ちょうど逆になっている)

イリヤアーミー・ハマーはいいとして、ソロをやったヘンリー・カヴィルが、まるでインパクトなし。ついでに、イギリスの諜報員、ギャビーに扮するアリシア・ヴィカンダーなる女優もまったくいいところなし。というわけで、キャスティング、失敗。

ま、米ソの情報機関が協力して、彼女を救い出すという、陳腐な展開ながら、見せ場はそこそこ用意してあって、見せてくれる。それにあの時代の雰囲気を出す小道具、満載で、これも興味をそそられる。今の撮影技術で、アナログ感たっぷりに作る技はなかなか見事。

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英MI5のヒュー・グラント、ご覧の通りでっぷりとおじさん化しちゃっているのが笑える。他に、あのデイビッド・ベッカムがちょい役でカメオ出演していたのだが、結局分からなかった。

監督のガイ・リッチーは、1968年生まれだから、60年代のテレビシリーズは、リアルタイムでは、見ていなかったはず。放映期間は、1964.11~1968.1と、3年半ほど。結構夢中で見ていた。

劇中、サントラでCHE VUOLE QUESTA MUSICA STASERAが。そう、れいの「ヒロシです!」で使われるPeppino Gagliardiのカンツォーネだ。思わず笑ってしまった。

 

 

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