160717
スタッフ＆キャスト、現在日本で考えられうる最高の布陣ではないだろうか。宮本亜門演出も二期会公演では、お馴染みとなった。オケも指揮も、合唱団も言うことなし。精緻にしてスタイリッシュな舞台装置、それにきらびやか過ぎないコスチュームも公演の大成功に大いに貢献している。
オーディションで厳選されたソリスト、皆さんさすがの歌唱と演技で、随所に見せ場を作った。
2010年から継続的にフォローしているスザンナ役の嘉目真木子さん、見るたびに成長の跡が著しい。以前から巧者であるのは間違いないのだが、本役での感情表現の見事さに大喝采。そして中でも唸ったのが伯爵夫人の大村博美さん。卓抜した演唱には、最後まで引き込まれた。透明感のある高音域の響きには会場、うっとりであった。
これだけの内容でありながら、上のチラシにあるように特別価格S席１万円！超満員も当然だろう。幕間のロビーも初めて見るほとの盛況。人波をかき分けかき分けの移動も初体験だ。
（舞台写真はツイッターからお借りしました。）
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