ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

大田区民合唱団 秋のガラコンサート

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これまで毎年本格オペラの公演を行っていた大田区民オペラ協議会が、主催者の健康上の理由もあり、活動を休止。代わって、これまでオペラ本公演を支えた創立23年の合唱団が、今年から独自に演奏会を開く形に。今回がその第1回と言う次第。

ただ、いくらオペラ合唱団とは言え、合唱曲だけでは、いささか物足りないのも事実。そこでソリストを招いての共演となった。

会場の大田区民プラザ大ホール、ほぼ満員の盛況だから、大したものだ。やはりこれだけ著名なソリストの動員力は侮れないと言うことか。

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中堅どころの有名ソリストを招いて、この入場料だから、これも雨天でもこれだけ一杯にできた要因だろう。今日の指揮者、辻 博之さん、進行もされたのだが、これがハチャメチャに面白く、何度も会場を沸かしていた。かなり異色の存在。

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合唱がメインの演奏会だけに、プログラムの構成には苦労したようだ。今回登場した有名オペラのシェーナや、あまり馴染みのない楽曲の場合、どこで終わるんだか、ほとんどの聴衆は理解していないから、一瞬静寂、それから間の抜けた拍手というシーンが何度か見られた。

それと、ブラーヴォがほとんどかからなかったのが、寂しいといえば、寂しい。多分、合唱団員の親族や知り合いがほとんどで、普段、あまりオペラそのものを聞く機会が少ないせいかも。かく言う自分も、まったく今回はブラーヴォなし。一人だけの声がけ、勇気いります。

この合唱団、多くの合唱団同様、男性が10名ちょっとで女性のほぼ半数、しかも女性陣に比べ高齢者比率がずっと高いから、バランスの悪さは避けようがない。アンヴィルコーラスなども、もう少し男声に勢いがないと、イマイチ迫力に欠けてしまい、残念だった。

ソリストの中では、とりわけテノール城 宏憲さん演じるマクダフやトゥリッドゥの、清新で、いかにも若々しい高音の響きが印象に残った。

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