170319
今年の海の日のチャリティーコンサートで、モーツァルトのレクイエムを歌うことにしているので、大いに参考になったこの演奏会だが、まずは古楽器の群れにびっくり!博物館から借りてきたのかと思うほど、不思議な格好の、超珍しい楽器も登場、もうこれだけでも、今日聞きに来た意味があったかと思うほど。
使われたオルガンがこれ!一般にポジティフオルガン(1段手鍵盤チェストオルガン)
と呼ばれるもので、ご覧のように小さいながらもパイプを並べて、下からふいごのように風を送って音を鳴らす仕組み。当然、大きい音は無理だが、大変典雅な味わいで、このような演目にはぴったり。
弦楽器も、中には何丁か古楽器も混じっていたし、弓も古楽器仕様のものを使っている団員がいた。
管楽器にはピストンなしのトランペットや、かなり形の違うトロンボーン、オーボエ、そして、冒頭に書いた、名前も知らない、途中で折れ曲がったリード楽器らしきものも2丁。古楽器ゆえに音量は小さいが、いかにも古楽器という風情に大いに魅了された次第。
合唱団は全部で25人ほどで、男女半々。モツレクを歌うにはかなりの小編成だが、古楽器との音量のバランスを考えれば、これがちょうどいいのだろう。
ソリスト陣も素晴らしかったし、見事なアンサンブルを聞かせていただき、大満足!
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