ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「ばらの騎士」とウィーンの魅力@ドイツ文化センター

170623 長い一日の最後のイベントは、東京二期会がクラシカ・ジャパン協力のもと開催された二期会プレ・ソワレで、来月予定されている「ばらの騎士」の本公演に先駆け、その魅力を知ってもらおうという趣旨。

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 まずは、音楽学研究家の廣瀬大介氏が登壇され、「ばらの騎士」の概要やリヒァルト・シュトラウスについて簡単な解説があり、ゲストのウィーン留学経験豊富な幸田浩子佐々木典子が登場して、ウィーンの魅力などについての鼎談。この二人が共演した過去の映像を見せながら、シュトラウスや薔薇騎士の魅力を解説。

本筋とは違うが、中で印象に残ったのが、佐々木典子の語った話。曰く、EU加盟の影響かどうか不明だがと前置きして、昔使われていたオーストリア独特の言い回しが消えて、当たり前のドイツ語になってしまったのが寂しいと。ここはドイツ文化センターなので、こんなことを言って申し訳ないが、とも付け加えていて、決してトークが得意な人ではないが、語り口に親しみが持てるタイプとお見受けした。

一方の幸田浩子は生来おしゃべりなのか、佐々木と対照的によく喋ること!なんでも、その昔、大先輩である佐々木から薔薇騎士上演の際に、記念に銀色のバラをもらったことによほど感激したとかで、この日もわざわざ現物をもってきていたが、渡したとされる佐々木はそのことを余り覚えていないというから面白い!

その後、さわりだけ、すなわち献呈と三重唱を若手歌手たちが披露して終演。短いが、なかなか気の利いたイベントだった。

(文中一部敬称略)