170816
構成は、
I 異国を旅したボストニアンたち
1 古代エジプト美術
2 中国美術
3 日本美術
II 「グランド・ツアー」ー ヨーロッパ美術を集めたボストニアンたち
4 フランス絵画
III アメリカン・ドリーム ー 自国の美術を収集するボストニアンたち
5 アメリカ絵画
IV 同時代の美術へ ー 未来に向かう美術館
6 版画・写真
7 現代美術
出品作は80点。一言で言うと総花的で、いささか看板倒れ。上記のように苦心の章立てだが、一般客への訴求力はイマイチかも。それでも、今日は小雨で、10月の気温の中、当方の予想を裏切る混み具合。3時過ぎに着いたら、30分待ちのプラカード。先日、普通の時間帯に行ったかみさんも、別の日に行った友人も、ガラガラだったと言っていたので、油断した。
日本美術はさすがのボストン美術館、いいものを山のように持っていて、今回の出品は、ごくごく一部でしかない。その中で、曾我蕭白の「風仙図屏風」と「飲中八仙図」が圧巻!
また、左の「涅槃図」(英 一蝶)にはかなりの人だかり。周辺で嘆き悲しむ人物像より、鬼とか動物、昆虫などを細々描きこんでいるのを見たいがため、列が動かない。
左のルーアン大聖堂だが、学生時代、初めて印象画の素晴らしさを意識したのがルーブル(当時はジュー・ドゥ・ポム)で見たこの作品群。ボストン美術館も所有していたのは知らなかった。30点も描いているから、ルーブル(オルセー)以外にも所有する美術館があるのは当然か。
右はいかにもセザンヌっぽい作品。ただし、かなり小さい作品。
ミレーの「編み物のお稽古」この可愛らしい作品だが、他にも同じテーマの作品を描いている。
他に、フランス絵画では、風景画家として名高いアルフレッド・シスレーの珍しい静物画(「卓上のブドウとクルミ」)が出展されていた。
アメリカ絵画では、断然ジョン・シンガー・サージェントが素晴らしい。
入口の混雑ぶり。実際には、20分ほどで入れた。
画像の一部は同展の公式ホームページより拝借。