180523 今年も楽しい時期がやってきた。元勤務先の先輩に誘われて初めて行って以来、10年ほど毎回駆けつける展覧会の季節。現在の会場は千駄木の団子坂の路地を入ったところにある、いかにも下町風の長屋である。
名の知れた西洋音楽の作曲家はほぼ網羅している大作、屋根の上にいるのがご本人と奥様。左隣はバッハ、屋根から滑り落ちそうにしているのがベートーベンで、何年か前のEテレ番組「ラララ・クラシック」の冒頭を飾っていたから、「ああ、あれね!」と思い出す人も少なくないはず。ということで、右端はモーツァルトということに。
ご招待状を兼ねたハガキの表側はこのように!会期中、いくつか音楽家たちの演奏が組み込まれ、これもこの展覧会の大いなる魅力の一つ。今日は、ファゴットとチェロの合奏が組まれた。
冒頭、出演者を紹介する小澤一雄さん。作品はやはりご自身に似るものだ。
週一勤務を終えて小雨の中、会場に着いたら、すでに宴たけなわで、まさに演奏が始まる寸前。奥に立って挨拶中なのは元東響のチェリストで、現在は東京室内樂工房代表の馬場隆弘さん。演奏されたのは、以下の順。当日配布のプログラムがなかったので、楽譜の表紙を撮らせていただいた。
やはりモーツァルトはちゃんとファゴットとチェロのためのソナタを作曲している!それにしても、バスーンとチェロの音色が実に相性がいいことを再認識。
次は、チェロの独奏で、
そして、アンコールはディズニー映画「白雪姫」から「いつか王子様が」
楽しいイラストに囲まれ、ビールをいただきながら、名曲の生演奏、なんと贅沢なひと時だろうか。
絵のほかに針金細工もあり、線が二重になって撮影すると台なし。この作品は実物を見るしかない。
何年か前、宝塚100周年の時の作品。クラシック以外を扱ったのは比較的珍しい。
広くもない会場はこのような混雑ぶりとなる。
空間を最大限利用するから、こんなところにも。
奥様の陶芸作品。楽士たちだが、いずれも味わい深い表情。
終演後、出演者および展覧会関係者の集合写真。EテレのTシャツ姿が小澤さん。
若きファゴット奏者、東 実奈(ひがし みな)さん。静岡のオケでご活躍中。
自分のスマホなのだが、自撮りが不慣れだというと、すかさず東さんが自撮りしてくれた。相手側に自撮りさせたのは初めて。いとも簡単に引き受けてくれ、ちょっと意外!
なお、タイトルのozartとは小澤アートを文字って横文字にしたものだが、最初にMが入ればモーツァルトという、小澤さんらしい遊び心から命名したらしい。