190223 DER HAUPTMANN (大尉)119分 独仏ポーランド合作 監督:ロベルト・シュヴェンケ(50歳、ドイツ人、「フライトプラン」'05、「レッド」'10)
第2時大戦末期、独軍を脱走した上等兵がたまたま路肩で脱輪した車両をみつけ、中に真新しい空軍大尉の制服を発見。その時彼が思いついたアイディアは、もちろん大尉になりすますことだが、彼にはそれだけの才能が備わっていた。
なんともはちゃめちゃな展開で、まさかこれが実話(かなり脚色してあるとは言え)と知って、大いに驚く。ちょっと調べりゃ、すぐバレるような話なのだが、ナチスの末期はなにもかもがすでに機能しなくなっていたようだ。
エンドロールが流れるところで、カメラは現代のドイツのどこかの街角を映す。偽大尉とそれに従うならず者集団が、町中をパレードした挙句、現代人に片端からまとわりつき、狼藉を働く姿には、笑いをこらえるのに一苦労。ふざけた作品だが、面白かった。
#10 画像はIMDbおよびALLCINEMA on lineから。