ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「天国でまた会おう」

190321 AU REVOIRE LÀ HAUT 117分 仏 脚本・監督:アルベール・デュポンテル(出演も)原作:ピエール・ルメートル(脚本もデュポンテルと共同で担当している)

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小説は読んでいないが、それでも十分楽しめる。ただ、117分にまとめたため、かなり原作を削ぎ落とした気配で、分かりにくいところも。

第1時大戦直後のモロッコ、警察に呼ばれた男の尋問から始まる。ここから男の長い述懐としてストーリーが展開して、最後は、またこの部屋に戻り、意外な結末となる。

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塹壕では仲間の似顔絵描きをするエドゥアール

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無意味な偵察に出て行く仲間を見守るアルベールとエドゥアール。直後、仲間は背後から撃たれる。誰に?


厭戦気分蔓延のマジノ線塹壕場面に切り替わる。気分は仏独兵士共通のものらしい。最悪なのは敵である独軍より、戦争継続を狙う味方の中尉だという兵士のつぶやきが。

中尉の悪辣な仕掛けで、激しい戦闘再開となり砲弾飛び交う中、肉弾戦に。生き埋めになるはずだったアルベール(デュポンテル)を助けたエドゥアールは、逆に砲弾の破片で顎を吹き飛ばされてしまう。

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病院で目が覚めたら、顎が・・・!

戦後、命の恩人であるエドゥアールを必死で支えるアルベール。実はエドゥアールは資産家の息子、画家になる夢に反対する父親との確執から、家には戻らない覚悟と知り、アルベールは彼を別人に仕立て上げて、食うため二人で大掛かりな詐欺事件を画策、そこに父親や、あの中尉(戦後も汚い手を使ってのし上がってきている)を巻き込んで・・・。

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顎を隠すために仮面製作に夢中になるエドゥアール

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さまざまな仮面作りに存分に芸術的創造性を発揮するエドゥアール

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HOTEL LUTETIA (PARIS)から・・・。

#17 画像はIMDbから