ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

オペラ・オードブル・コンサート@日生劇場フォアイエ

190828 メイン・ディッシュである本公演に先駆けて、さわりを聞かせて宣伝する当企画も9回目。半分以上は出ていると思う。中にはオードブルだけでメインを食べずにすますことも。今回はきちんと11/9の本公演もすでにチケット入手済み。

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粟国 淳の解説は手慣れたもので、うまく手短にまとめていた。(彼の父親、安彦はオペラ歌手で、1969年からローマのサンタチェチリア音楽院に学んだが、その時代に何故かお会いしている。淳はローマ育ち。イタリア語の固有名詞の発音がまさにイタリア人)

砂川涼子、相変わらず巧者だ。真横から間近に見ていて、口の開け方が最高音近くに達すると、がくんと変わるのにがよく分かる。いわゆるギアチェンジだろう。

昨日東京音コンで聞いたばかりの工藤和真、ベテランの砂川涼子の相手役ということで、緊張気味。昨日の舞台より緊張していた様子。無難に歌い終えてホッとした表情。粟国から振られて、「29歳です」と答えた瞬間の砂川の、ちょっと複雑な表情が面白かった。

アンコールは工藤のRecondita Armonia。

#57 文中敬称略