191231 昨年に続いて今回もジルベスターはミューザで。
早めにチケットを買ってあったので、割にいい席で聞けることに。
前半、何と言ってもチャイコフスキーのV協が聴きどころ。若手の成田達輝に期待した。まだまだ荒削りだし、ちょっと音が弱いと感じるところもあれど、テクニック的にはすでにかなり熟達の域で、特に三楽章の聴かせどころはしびれた。アンコールにはニコロ・パガニーニからの小品を演奏したが、コンマスの水谷 晃も大喜びするほどの技量を示した。
後半は、一転、喜歌劇「こうもり」からの抜粋を演奏会形式で楽しんだ。演奏会形式と言え、振りとトークをたっぷり仕込んで、そこはジルベスターの客を楽しませる趣向をいろいろ組み込んで、昨年に続けて存分に笑わせてもらった。たまたま2月2日に大田区文化振興協会主催の「こうもり」抜粋に出演することになっているから、大いに興味を持って鑑賞させてもらった。
#82 文中敬称略