200615 ネット配信による音楽会をすでに6回ほど聞いている。聞くたびに技術的に進化しているのがよく分かる。音がと切れる、急に画面が静止画像になる、音と映像がずれる、etc.のトラブルは徐々になくなり、同時に出演者にもこうした配信動画に習熟する人が増えて、やっと少し楽しめるようになってきた。かなりのレベルアップと言っていいだろう。今後はますますこうした技術が当たり前のように使われることになるのだろうか。
それでも、音楽会を含む舞台芸術は当然ながら、演者と聴衆が同じ空間で同じ空気を吸ってるという一体感が命であって、ネット経由はやはり生であろうと、録画であろうと、厳密には、似て非なるものでありのは偽らざるところ。
もちろん、そのようなことはネット配信を進めている音楽家たちは百も承知で、やむにやまれずに始めたことでもあり、そこは彼らの熱情を汲んで、すこしでも支援するのがファンとしてあるべき姿勢だろう。
自分も合唱活動がストップしてすでに3ヶ月、いつからどのような形で練習再開できるのか、現時点では見当もつかない。仮に始められるにしても、かなり変則な形になるだろうことは覚悟している。
東京では、今日も40人以上の新規感染者が出ていることを考えると、6月19日に前面解禁に踏み切るというのは、もはや現職の都知事のやることではなくて、都知事候補者がみずらかの選挙戦のためにかような理不尽な解除をするとしか思えない。