201116 CRIMINAL 米・英・ブルガリア合作 監督:アリエル・ヴローメン
内容的にはB級作品かと思えるが、キャスト陣が結構豪華。もっともライアン・レイノルズは開巻から10分ほどで死んじゃうけどね。死んだこのCIA捜査官の記憶を特殊な装置で凶悪犯の頭脳に移植して秘密を探り出そうという奇天烈なストーリーがロンドンを舞台に繰り広げられるというサスペンス・アクション。
そこそこ見せ場は用意されていて、最後まで飽きることはなかったが、全体としてはやや平板かも。
「ワンダーウーマン」をやったイスラエル出身大型女優、ガル・ガドットさん、今回もなかなか颯爽とした活躍を見せる。
撮影当時、まだ70歳のトミー・リー・ジョーンズ、そのジャガイモみたいなご面相にはいっそう深い皺が刻まれ、全体にかなり縮んだ印象。まあ、しかしその存在感はますます健在。そこへいくと、トミーより10歳ほど若いケビン・コスナーはまだまだ若々しいし、身体のキレもしっかりしている。
他人の記憶を移植するなんてことは、多分将来的にも可能になるとは思えないが、発想そのものは痛快。
それにしてもクリミナルというシンプルなタイトルの映画やドラマが多すぎて、本作のように副題をつけないと、なかなか探せない。