ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

真冬の池上本門寺

211027 今日の散歩コースは定番中の定番、本門寺へ。池上小学校脇の急な階段を登って妙見堂を通るルート。やや暖かいが、どんよりとした空。すっかり葉を落とした木々が寒々しい。

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気にはなっていたのだが・・・

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総門を過ぎると96段の階段があるがその名前と由来を印してある木札が。

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風雨で劣化し、読み取りにくいが・・・。

恥ずかしながら、ここを此経難持坂(しきょうなんじざか)ということすら知らなかった。意味は法華経を受持し広めることが困難ということ。消えかかった文字は「池上本門寺の表参道96段の石段坂。石段は、慶長年間に加藤清正が寄進したものと伝えられている。妙法蓮華経法華経)宝塔品の偈文の96文字にちなんで石段を96段とし、偈文の文頭の文字をとって坂名としている。」

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木々が枝を落としたので立て替えられた池上駅の駅舎まで見える。

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今日も登り降りで汗をかく若者たちが。1段飛ばしで上がる体力はもはやない。

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巨大な一枚岩に、ぎっしりと入った文字。細かいし薄暗くて読めない。

 

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気にも留めなかったがなんと・・・三代中村歌右衛門の石碑であった。

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あの徳富蘇峰の名前も。

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こちらは関東大震災の死者のための供養塔。

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材質にはびっくり。それにしても星家も気前がいい。

星亨とは明治時代の衆議院議員。強引な政治手法かつ金権体質であったことから、オシトオルなどと呼ばれてたらしい。当初、ここに彼の銅像が立っていたのだが、第2次大戦末期、金属供出により台座を残して撤去された。星家が台座を本門寺に寄進されたということだ。

この先の小径を下って、池上会館正面に出て、そこから呑川沿いを。すると、またこの光景。

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前回よりちょっと成長したボラがぎっしり。数十メートルも。やはり少し気味が悪い。