211204 先週に続いてまたこのホールへ。矢部達哉さんを聞くのも2週連続です。
シューベルトの「鱒」が聴きたくて、また第一生命ホールへお邪魔しました。我が家からぴったり1時間ですが、全部都営線なので、シルバーパスでOK。まあ、ただみたいなもんです。
ブラームスの方は初めて聴きましたが、いかにもブラームスらしいというか、いささか武骨で、華やいだ明るさはあまり感じない作品でした。そこへいくと、後半の「鱒」は、生きがよくて華々しく、心が洗われる雰囲気、満載でした。
これを初めて聞いた頃(確か中学)の情景が次々の懐かしく蘇ったように聴いていました。歳のせいか最近こういうことが多くなりました。
鳴り止まぬ拍手に応えてアンコールをどうやらその場で首席の矢部達哉さんが決めてくれたようで、最も有名な部分を静かに奏でてくれました。その後、ピアノが、というところで止めたので、小山実稚恵さんはずっこけたような仕儀となり、場内爆笑で、見事なシメでした。童顔の首席もやるもんです。