220414
評判がよさそうなので、見始めたのですが・・・途中でなんどかやめようと思いつつ、最後まで見てよかったです。まあまあの作品で、ぜひ!というほどではありません。
これもまた実話に基づいたフィクションということです。原作者は、実際に無実の罪(はめられて)で無期懲役判決となり、収監中に自分自身で自由を勝ち取るほかなしと判断。猛勉強の末、みごと弁護士資格を獲得。ついに9年後に自由の身となり、愛する家族の元へ。
これでめだたしメデタシなのですが、収監中に、孫ができたり、親友が妻と恋仲になるなど・・・。結局、この”親友”は去るのですが、夫婦の感情はしばらくぎくしゃく、一時は別居するなど、自由になってからの不自由さを味わうのです。
その後、弁護士としての活動を本格化、仲間にも恵まれ嘗て獄中にあった囚人たちの弁護を何人も引き受け、かなりの人数の釈放に成功して、すぐれた弁護士として知られた存在になっていきます。
終盤、コロナに見舞われたり、black lives matter(”ジョージ・フロイド事件”が発端となった社会的うねり 「黒人の命も大切だ!」)のことを取り入れたり、まさに今のアメリカの様子が反映された内容になっています。
ただ、のめり込めなかった1番の理由は、この主人公の性格というか人となりですかね。意志の硬さは人一倍としても、どこか上から目線で、ひとりよがりで溶け込めにくいんです。演じた俳優なのか、そもそも本人がそうなのか、その辺は想像するしかありませんが。もう少し魅力ある人物に描かれていれば、さらに人気が出たのではないでしょうか。