220610 TOP GUN:MAVERICK 130分、米、監督:ジョセフ・コシンスキー 間もなく60歳となるトム・クルーズの代名詞の一つは間違いなく36年前のトップガン第1作!彼はジェリー・ブラッカイマーと並んで本作では製作に名を連ねています。
ちなみに第1作と第2作の間隔が36年というのは映画史上、最長だそうです。トム・クルーズがいたからこそできた快挙かも知れません。
久しぶりに映画館に足を運びました。こういう作品はなんとしてでも映画館で見ないと製作陣に失礼というか、大空を背景にした熾烈な空中戦ですからねぇ、大画面で見ないと迫力が伝わらないでしょう。無理してIMAXで見ましたから、ド迫力は心ゆくまで堪能できましたが、ほんとうに疲れました。
イチローとかカズじゃないけど、このおっさんもほんとによくやりますよ。間もなく還暦を迎えるとは到底思えない演技力と存在感で、毎度のことながらただただ舌を巻くしかありませんね。51歳になったジェニファー・コネリーと、控えめで微笑ましいラブシーンもよかったですねぇ〜。
ま、しかしなんと言っても、極超音速ジェット機ダークスターの凄まじさ、いきなりマッハ10を超える飛行をやらかして、最新鋭機をおしゃかにしちゃうんですからね、もうワクワクですよ、いきなり。もちろんこんな飛行機は存在せず、架空なんですが、あまりの迫真さゆえ、中国が関心を持ったとか。
前作で同僚を死なせてしまったトラウマゆえか、レジェンドパイロットでありながら海軍内での栄達にはまったく興味を示さず、ひたすら現場仕事を大事にした生き方を貫き、36年後も、キャプテン(大佐)ですからねぇ。自分より若い上役に、いちいち「サー!」をつけるのには、いささかの悲哀も。
遂行不能と思われる作戦実行のため最精鋭パイロットを選抜して、彼自ら先頭に立って作戦を成功に導くわけですが、これが映画史に残るほどの(ちょっとオーバーかな?)シーンが次々に登場し、涙がでるほどの感動を味わえました。いやあ、やはり映画は素晴らしいし、時々は映画館で見ないとダメですねぇ。
ラストに、トムが自ら操縦桿を握って飛ばした赤い飛行機は彼の自家用機らしいです。また、前作と本作でトム以外で出演したのはアイスマン役のヴァル・キルマーただ一人ですが、喉頭癌で声が出ないため、やりとりはパソコンに文字を打ち込んでいましたね。でも、AIで自身の声に近い声が出せるようになったとか。