230223 現在練習中のマタイ受難曲で知り合ったコンバス奏者のお招きで、紀尾井ホールの演奏会に行ってきました。
ベートーベンの6番と8番という、すっきりした演目でした。8番も好きな作品ですが、今日のお目当てはなんと言っても小四の頃から親しんだ6番「田園」です。のちに、中学生の時に見た衝撃の「ファンタジア」の中にも登場したこともあり、生涯を通じて最も親しんでいる曲となりました。
1楽章、2楽章が驚くほどゆったり目で、気勢を削がれた感、たっぷりでしたが、3楽章からはそれまで矯めていたエネルギーを一挙に放出するような感じでした。時折、コロナ禍で練習不足かも、と思わせるような場面もなくはなかったのですが、終わってみれば大ブラーヴォでした。それと、5楽章って、こんなに長かったのかあ、という印象は、あまりこれまで持ったことはなかった気がします。
今日は珍しく2階バルコニー席から鑑賞しました。音響的に問題ないのですが、やはり手すりがどうしても邪魔になりますね。(右下)
好天に恵まれて、席は7割がた埋まっていました。赤坂見附と紀尾井ホール、いつものごとく延々とホテル・ニューオータニを中を通り抜けましたが、今日は時節柄というのでしょうか、コロナが下火ということもあり、結婚披露宴も何組かあったようで、大変はなやいだ宴会場フロアでした。長い間、きていないうちに一面、大変豪華なカーペットに変わっていました。