240721
一昨年の大事故(転倒による脳挫傷ほか)から奇跡の復活を果たした江口二美さんはすでに復帰されていますが、今回はご自身大好きな演目とあって、初めて稲城まで参りました。
第8回ということですから、相当年季の入った合唱団でして、プロの歌手たちとうまく融合して素敵な舞台を作り上げていました。手作り感がたまりませんね。また演出の馬場さんが器用な方で、プログラムデザインや舞台のデザインを手がけられたとか。
小編成のオケもMo.竹内の下、大編成かと勘違いをするほど、見事な演奏を聞かせてくれました。あれで金管まで加わると言うことないのですが・・・。原語上演で、字幕も出していました。なまじ日本語上演よりはるかにこの方がいいですね。
またフラメンコダンサーが参加されて、雰囲気を大いに盛り上げられていました。なかなかの演技でした。
さて、主要キャスト陣、江口二美さんについては、さんざんこのサイトに登場いているので、細かいことは省くとして、さすが得意とする演目だけあって、見事な歌唱と隙のない演技で、聴衆を魅了されました。もうすこしブラーヴァがとんでも良かったのですが、私もうっかり忘れて後半では少しは声を出したのですが、風邪で完全な鼻声で、不発でした。
ドン・ホセの望月光貴さん、巨体でしっかり存在感をアピール、声もよく出ていました。最高音もそのままの勢いを維持すれば言うことなしです。ミカエラの川上真澄さん、純真な田舎娘、ミカエラに相応しい素敵な声でした。
エスカミリオはなんども聴かせてもらっているベテラン
さん、安心して聞いていました。終幕の本格的な闘牛士の衣装が立派でした。雰囲気もたっぷり。エスカミリオは例の闘牛士の歌のほかには大した出番がないのが、ちょっと残念ですかね。
Mo.竹内とオケメンバーに舞台上からも拍手。