240731 自分にとって2回目のフェスサマミューザはこれ!読響X沖澤のどかX阪田知樹という豪華な組み合わせに反応した結果です。演目はどれもほとんど生で聞いた記憶のないものばかり。特に、サン=サーンスのオルガン付きは初めてです。
沖澤のどかの指揮っぷり、阪田知樹の弾きっぷり、楽しみました。読響の響きも堪能できたし、この会場ならではのパイプオルガンの響き、ずっしりと感じた満足のいく演奏会でした。
阪田知樹のアンコール曲はフォーレ作曲、阪田知樹編曲の「ネル」でした。軽やかに煌びやかな音を奏でる彼の華麗な指捌きが印象に残りました。
カーテンコールで撮影許可が出ましたので、何枚か撮影しました。
沖澤のどかさんがアイコンタクトしているのは首席奏者の日下紗矢子さん。この方、芸大を首席で卒業された後、ダラス、フライブルグなどで研鑽を積んだ後、ベルリンのコンツェルトハウス管弦楽団で首席を務め、2014年から読響のコンマスで活躍中という、なかなかの経歴の持ち主。
沖澤のどかさんとの共通点は芸大首席卒業とベルリンですかね。とても気が合うように見えました。沖澤さんはまだ30代ですが、リトアニア人のご主人との間に女のお子さんがいて、実年齢には似合わぬ風格のようなものがすでに備わっています。
そう言えば大木麻理さんも芸大→ベルリンと、3人に共通点がありました。
今日はこの席、1階左セクション最後列の端から2番目。オケ全体も見えるし、独奏者の弾きっぷりもじっくり鑑賞でき、大いに気に入った次第です。この1列前だと高さの関係で木管奏者が見えにくくなります。ちょっとした発見。
パイプオルガニスト、大木麻理さんに喝采を送る聴衆とオケ団員。
こんなでっかい楽器を一人で館内いっぱいに響かせられる商売、羨まし過ぎます。サン=サーンスで最初にオルガンが響き渡った瞬間は鳥肌ものでした。