240914
ムソルグスキーの「禿山の一夜」は、中学生の時に見たディズニーの「ファンタジア」で聴いたのが最初だったような気がします。あの作品は、その後の愚亭の音楽人生に多大な影響を及ぼした革命的な映像作品でした。聴きながら、どうしても映画のシーンが浮かんでしまいます。細かい弦の音に始まりやがて重低音の金管が恐ろしげなメロディーを奏でます。
次のボロディンの作品も、タイトルを見ても「はて?」という感じですが、メロディーを聞けば、馴染みの曲であることが察知されます。
さて、後半の「シェラザード」、首席が奏でる美しい調べがポイントとなる作品ですが、随所に難易度の高いパッセージが登場、とりわけ管楽器とパーカッションが大変なんだろうなと思いました。アマチュアでこういう難曲にトライし、立派に演奏されていました。大したもんです!
ところで、そのシェラザードのソロを弾かれた首席奏者、田島博人さんの弁が上に紹介されていますが、そこに至る経緯が楽しいものですね。蛇足ながらこの方、えらく脚が長く、登場された瞬間、ざわめきが起こりました。
今日もクソ暑い中、場内は満員でした。そのせいか、クーラーの効きがいささかよくなかったようでした。館内冷房の調整、こういう日は聴衆が入館する頃はかなり低めに設定し、徐々に上げるようなきめ細かいことをやってくれると嬉しいのですが・・・