241117 ARCH OF TRIUMPH 米 1948(日本公開:1952) 2h 原作:エーリッヒ・レマルク 脚本・監督:ルイス・マイルストーン
あまりにも有名な作品なのですが、これが初見です。うーん・・・あまり感心しない作品かも。時代設定は1938年、ドイツではナチスが台頭し、風雲急を告げる開戦直前のパリが舞台です。凱旋門近辺の、この作品で有名になったカフェ「フーケ」(Fouquet's)が登場します。他にもすぐそばの高級ホテル、ジョルジュ・サンクやプランス・ドゥ・ガルなども。
またシャルル・ボワイエとイングリッド・バーグマンのコンビも当時かなりの話題を呼んだはずです。が、脚本が荒っぽいのか、編集がうまくいかなかったのか展開に滑らかさを欠いています。
それと、ボワイエはともかくバーグマンの演技がいささか危うい感じが否めません。やはり「カサブランカ」と比べると、かなり色褪せた印象が拭えませんでした。
パリが舞台で全編英語というのもねぇ〜〜。バーグマン扮する女性がイタリア出身という設定なので、彼女が死ぬ間際にイタリア語で「愛している!」と呟くのがご愛嬌って感じです。