241121 JOAO, O MAESTRO 2017 ブラジル 1h57m 監督:マウロ・リマ
こんなピアニストがいたとは、まったく知りませんでした。しかも、現役です。
現在84歳。日本でいえばコバケンと同い年。元々はバッハを得意とするピアニストでした。つまらない事故で、右手の指を損傷しますが、必死の努力もあって、なんとか事故前のレベル近くまで弾けるようになります。
ところが海外でのレコーディングに臨んだ際、暴漢に頭を殴られ、今度は左手の神経に影響が出ます。それでも、だましだまし演奏活動を継続しますが、最終的には指揮者の道へと。
主人公の幼年時代、青年時代、壮年時代と役者が変わります。その都度、ピアノ演奏の場面が出ますが、あたかも演じる俳優が実際に弾いているようにしか見えません。音はイマイチと思っていたら、すべて当時、彼が実際に演奏した音源を使用しているとのこと。
最終盤のピアノ演奏シーンは本人の実写のようです。