241125 Une belle course(素敵なドライブ、あるいは美しき旅路)仏 2022 1h31m 監督・製作(共)・脚本(共):クリスチャン・カリオン(「戦場のアリア」2005)
↑この英語タイトルは多分にドライビング・ミス・デイジー(ジェシカ・タンディー、モーガン・フリーマン)を意識していますね。でも、筋立ては似て非なるものです。
仕事も家庭も大いに問題ありでクサクサしているタクシー運転手シャルル(ダニー・ブーン、カリオン監督の「戦場のアリア」に出ていました)が偶然、引き受けることになった高齢者、マドレーヌ(リーヌ・ルノー)の自宅から施設への移動ですが、出会いは実にギスギス。
ところが、道中、彼女のある種、身の上話に否応なく付き合っているうちに、互いに大いに共感していき、最後は・・・。
身の上話にフラッシュバックが使われるのは常套で、行きつ戻りつしながら、タクシーが走ります。途中、パリのど真ん中を走行していくシーンでは、パリ街並みの景色が楽しめます。
エンディングで、若き日のアメリカ兵とのダンスシーン、うーん、これはない方がよかった!ちょっとそこだけがっかりでしたが、全体としては結構な感動を覚えました。
それにしても、主演のおばあちゃんを演じたのが往年のシャンソンの女王的存在、リーヌ・ルノー(「巴里の空の下」)だったとは!!!劇中では92歳、撮影中は94、現在は96歳!!)矍鑠そのもの!