250503

午後、川崎でマスカーニのグロリア練習の後、夕方、今度は鶴見のホールでのこの演奏会を予約していました。一旦帰宅するには時間がないし、会場直行には早すぎるのですが、合唱仲間が川崎での時間潰しに付き合ってくれました。友達甲斐があります。
ここのホール、かなり前に一度だけ来たことがあり、駅のコンコースからつながっていたと記憶してたのですが、至近ではありますが、一旦外に出てから別の建物に入るという位置関係でした。
サルビアホール、これほど小さかったということ、すっかり失念していました。100席ほどで、今日の入りは70人ほどでしょうか。小さいながらも木目調を多用したなかなかの快適空間です。

タイトル演目は一部だけで、実はご覧のように盛りだくさんでした。今回企画された村松・佐藤ご夫妻が、お仲間の中川郁文さん、小林啓倫さんにお声がけして、プログラムに肉付けしたと説明がありました。

佐藤 祥さんはかなり以前から存じ上げていましたが、村松恒矢さんとご結婚されていたのは知りませんでした。村松さん、私は一度もお聞きしたことも、もちろんお会いしたこともありませんでしたが、良いお声!しかもとても感じのいい方で、ご一緒になられたこと、心から祝福したいと思いました。
このお二人が演じられた終盤の二つの演目、さすがにぴたりと息の合った名場面でした。
特にカルメンの方は、カルメンの後日談として、作曲家の伊藤康英さんが編曲されたものです。愛するカルメンを刺し殺してしまったホセ、彼女が自分に投げつけた指輪を、エスカミリオの元に走った後もずーっと身につけていてくれたことに感動する話で、もちろん、随所にビゼーの有名なメロディーを入れながら、進行するという意欲的な作品です。
この前に演じられたイル・トロヴァトーレからのアリアとシェーナが、これまたすごいものでした。まさに鳥肌もの!小林啓倫さんも素晴らしくパワーアップしているし、昨秋、ミューザ川崎でMo.井上道義が振ったラ・ボエームでミミを熱演された中川郁文さんというソプラノ・リリコ、すこしスピントがかった歌声がびんびん響いて感動しました。
何十年も前のイタリア歌劇団で来日した、当時世界最高と言われたアントニエッタ・ステッラと、同じく最高峰のバリトンの一人、エットレ・バスティアニーニの場面を生で見ていた感動を新たにしました。
ところで、ピアノ伴奏された前田明子さん、冒頭に書いたマスカーニの練習ピアニストですが、さすがに今日は本番も控えてたこともあり、マスカーニの方は代役でした。お名前の通りとても明るい方で、しかも社交的。終演後、気さくにお声がけしてくれただけでなく、シャッターも押していただきました。

前田明子さん、中川郁文さん、佐藤祥さん



