ぐらっぱ亭の遊々素敵

2004年から、主に映画、音楽会、美術展、グルメなどをテーマに書いています。

「プロフェッショナル」@AmazonPrime

250619 In the land of saints and sinners アイルランド 2024 監督:ロバート・ロレンツ

これぞアイリッシュという作品です。監督はアメリカ人ですが、主要出演者はすべてアイリッシュです。しかも、リーアム・ニーソン、ケリー・コンドン、キアラン・ハインズという大物を配していて、それだけでも、すぐ見るつもりになりました。

原題はたいそうなものですが、それに対して邦題は・・・こちらもひどいですねぇ。酷すぎます。原題をそのまま訳すとなれば、「聖人と罪人の土地で」も、いかがかとは思いますが、プロフェッショナルでは訳が分かりません。

主人公(ニーソン)、確かにある意味、プロではありますが・・・兵役を終えて, あとはのんびりと故郷(北アイルランド、首都ベルファストの近郊という設定)で余生を、という夢は無惨にも追いきれませんでした。

最愛の妻はその間に亡くなっていて、戦争で人殺しに明け暮れた自分が許せないまま、まともな仕事があるわけでなく、手に職があるわけでない彼は、村の顔役に頼まれるまま、暗殺者という道に・・・。

ちょうどIRAアイルランド共和国軍)が暗躍していた時代で、子供を巻き込む残忍な爆破事件を知ったのは、闇の世界に嫌気がさしていた頃でした。

そして爆破反抗グループと、たまたま知人を通じて関わることに。この反抗グループのリーダーは女闘士で、演じるケリー・コンドンの演技もあって、見事なほど凄みのある敵役!また、村の警察官となるキアラン・ハインズの存在感、今更ながらすごいです。

そしてリアム・ニーソン、いやあさすがに老けました。足元も時折おぼつかないほどですが、やはりさまになりますねぇ、こう言う役をやらせると、モノが違うと言わんばかり。

終幕の村の酒場での決闘シーンもうまく撮っています。いやあ、アイルランドの寒村の雰囲気が色濃くでており、バックの音楽もぴたっと決まって秀逸な作品でした。